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http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20071003ij21.htm
女性の視点に立った美術史家で、千葉大名誉教授の若桑みどり(わかくわ・みどり)さんが3日未明、急性心不全で死去した。71歳。
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告別式は6日午後1時30分、東京都世田谷区北沢1の45の12、カトリック世田谷教会。喪主は長男で作曲家の比織(ひおり)氏。
イタリア絵画を専攻し、ミケランジェロの作品や図像解釈学を研究。「薔薇(ばら)のイコノロジー」で1985年、芸術選奨文部大臣賞。同時に、美術などに表現された女性イメージの問題に取り組み、社会的性差をめぐる議論をリードした。主著に「象徴としての女性像」など。
近年は文化交流史に関心を広げ、天正少年使節を研究した「クアトロ・ラガッツィ」で2005年、大佛次郎賞を受賞。兄はロシア文学者の川端香男里氏。
(2007年10月3日22時5分 読売新聞)