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安倍「再チャレンジ」策のムダ遣い(ゲンダイネット)
2007年10月01日10時00分
安倍内閣の目玉政策だった「再チャレンジ」。「フリーターをピークの8割に減らす」などとブチ上げて担当大臣も任命、官邸には大臣が議長を務める「再チャレンジ推進会議」まで設置した。人生のレールを外れた人でもやり直せる社会の実現を目指すと息巻いていたのだ。
ところが、安倍が政権を放り出すと、担当大臣もなくなった。安倍本人は政治家として再チャレンジするらしいが、国民の再チャレンジはどうでもいいらしい。内閣官房再チャレンジ担当室は「福田内閣では再チャレンジ担当大臣の発令がなかっただけで、岸田沖縄・北方大臣の所管事項として『再チャレンジ』は引き継がれています」と言うが、福田内閣の優先政策から外されたことはハッキリしている。それでも9月13日に公表された「再チャレンジ支援策平成20年度予算概算要求の概要」によると、各省庁の合算で2004億円を要求しているからとんでもない話だ。
「再チャレンジ」がいかにムダかは今年度に1720億円を投じた“成果”からもハッキリする。例えば418億円もの予算を組んだ文科省。
「複線型社会の実現のために社会人の『学び直し』などに力を入れています。ただ、年度の途中なので具体的な成果といわれても……」
112億円を使った農水省は「『人生二毛作』や、土日の田舎暮らしを推奨したり、農村漁村地域の振興策などに取り組んでいますが、成果は把握していません」という。
「再チャレンジの年度別予算は発表していない」という国交省は、「1年経っておらず、具体的に目に見えるデータはありません」という。
「再チャレンジといってもシンポジウムを開いたり、安倍内閣以前からの政策を再チャレンジというパッケージで包み直したものばかり。PRは民間企業に丸投げしたものもある。もともと成果なんて望めませんよ」(霞が関事情通)
2年で4000億円をパーにできるほど日本はリッチではないはずだ。
【2007年9月28日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3326877/