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労働力と引き換えに宿泊と食事 熊野で豪州留学生がウーフ滞在【中日新聞】
2007年8月22日
農作業など労働をする見返りに宿泊・食事の提供を受ける仕組み「WWOOF(ウーフ)」を利用してオーストラリア人の留学生ランス・トロングさん(19)が20日から熊野市神川町の碁石製造業で農業も営む田野栄一さん(38)宅に滞在している。
ウーフは一九七〇年代に英国で始まった仕組み。有機栽培など環境に配慮した農業をする農家などがホスト登録をして、滞在者から労働力を提供してもらう代わりに宿と食事を提供する。
トロングさんは四月に名古屋大に留学し、文学部で日本語や日本の政治学などを学んでいる。夏休みに日本の田舎を見ようと、隣県にある熊野市を選んだという。熊野の印象については「静かで、山や自然が感動するくらい美しい」と話していた。トロングさんは二十一日には、那智黒石の原石を袋に詰める作業を手伝った。二十七日まで田野さん宅に滞在する予定で、十五ヘクタールの水田で有機栽培している米の稲刈りの手伝いもする。その後、同市紀和町の別のホスト宅へ移り一週間滞在する予定。
田野さんは昨年九月にウーフのホストに登録。トロングさんが三人目の滞在者で、外国人は初めて。「滞在者と話をすると、自分が知らないことばかりなので面白い」とコミュニケーションを楽しんでいる。
ウーフは日本ではまだあまり知られていないが、広まりつつある。二十一日現在、国内のホスト登録は二百九十五カ所で利用者登録は二千三百人。県内のホスト登録は八カ所になっている。
(桜井祐二)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070822/CK2007082202042798.html