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“5時から寅さん”『原点』探す旅 葛飾の野口さん北海道へ夕張市長・市民と交流も【東京新聞】2007年8月20日
サラリーマン生活のかたわら「寅(とら)さん」の物まねで活躍する“五時から芸人”こと、野口陽一さん(57)=葛飾区在住=が十九日、北海道へ旅立った。会社勤め三十年記念の旅行だが、北海道は映画「男はつらいよ」で、たびたび舞台となった地。「寅さん」の原点を探す旅でもある。財政破たんした夕張市にも立ち寄り、藤倉肇市長や市民らとの交流を予定している。
出発の日の夕刻、野口さんは台東区清川の玉姫公園で「山谷夏祭り」に出演したのち、夜行バスで旅立った。
「サラリーマンの僕だから、庶民の気持ちがわかることもある。たとえ数時間でも、笑いで夕張市民を勇気づけたい」。約一週間、夕張のほか函館、小樽など、おもに浅丘ルリ子さん演じるマドンナ「リリー」と寅さんが出会った地を、自分の人生と重ねながら回る。
野口さんは、いくつかの職業を経て、NTTの関連会社に入社。職場を明るくしようと披露した物まねが大受けして、お笑いに目覚めた。
漫談教室に通うなどして腕を磨き、週末には福祉施設や銭湯などで演じた。本家「寅さん」の渥美清さん亡き後は、葛飾・柴又でボランティアガイドを続けてきた。
五年前、プロのお笑い集団「ボーイズバラエティ協会」に入団を許されて以来、プロとして活躍。新宿末広亭などの舞台に出演している。
だが本人は、あくまで会社勤めにこだわる。「定年まであと数年。今回の旅行は、芸人としてのさらなるチャレンジを目指すためです」と話していた。 (丹治早智子)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20070820/CK2007082002042418.html