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『悪の枢軸』発案者は? 元スタッフ “手柄”争う【東京新聞】
2007年8月16日 朝刊
【ワシントン=小栗康之】ブッシュ米大統領が演説で使い有名になった「悪の枢軸」の文句を誰が考えたのか−。こんな議論が米国で話題になっている。
大統領は二〇〇二年の一般教書演説で、旧フセイン政権下のイラクと、イラン、北朝鮮の三カ国を「悪の枢軸」と表現。対決姿勢を鮮明にし、その後も大統領のお気に入りの文句になっていた。
大統領の演説は通常、大統領自身ではなくスピーチライターと呼ばれるホワイトハウスのスタッフがまとめ上げる。「悪の枢軸」については、当時のスピーチライターだったマイケル・ガーソン前大統領補佐官が考案したとされ、ガーソン氏もこれを認めていた。
ところが、米雑誌「アトランティック」の最新号で、同氏の当時の同僚、マシュー・スカリー氏が「ガーソン氏はなにもやっていない」と指摘。当時の大統領演説は両氏ら三人のチームで書き上げ、「悪の枢軸」も最初は「憎悪の枢軸」となっていたのを、スカリー氏が「(宗教的意味が強い)悪(evil)の方がいい」と主張し、完成したと説明している。
スカリー氏はガーソン氏を、手柄を独り占めしたがる人物でメディアにも自分の功績として売り込んだと批判。これに対しガーソン氏は「詳しく覚えていない」と説明し決着はついていない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007081602041400.html