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「ダンボール肉まん」に懲役1年「民主国家では考えられない」
【J-CAST テレビウォッチ】2007/8/13
「おれだって被害者ですよ」と加藤浩次がひとりブーイング。
中国でダンボール肉まんが放映された。どんな味なのかスッキリ!!が番組でこのダンボール肉まんを作って加藤が試食。「噛んでいるとだんだんと紙だけが残るって感じ」・・・その後にやらせ報道だったことはわかり「おれは試食人間じゃない」と怒った。
このやらせ報道に昨日8月12日、北京テレビが謝罪、中国当局が映像を作ってテレビ局に持ち込んだアルバイトの被告に「懲役1年、罰金1,000元(日本円で16,000円)」と判決を下した。理由は<特定の商品を傷つけ、劣悪な影響を作り出した>
「中国ではちょうどカラーテレビ1台分の刑だと言われています」(阿部哲子アナ)
「まったくひどいよ。おれは末端の被害者だよ」と文句たらたらの加藤浩次はいう。
「ニホンだってやらせ報道はあるけど、懲役1年なんて重いですよね」
勝谷誠彦が応じた。「メディアをこういう理由で処罰するのは、報道の自由に介入ということになりますから慎重になります。民主国家としては考えられない。せいぜい自主規定して、社内的処分があっても刑法までにはなかなかならない」
やらせが発覚して世間が騒ぐ。結果として担当者や所属する上司が降格やら減給処分になる。ところが現実に発生したやらせの問題はテレビ局の下請け会社か、孫請け会社が制作したものがほとんどといっていい。トカゲのシッポ切りである。
ニホンの場合――テレビ局の下請け会社か、孫請け会社の制裁は「発注ゼロ」もあり、実際の収益損失はカラーテレビ1台分どころではない・・・
「これホントにやらせ報道だったのか」とテリー伊藤。「ダンボール肉まんは現実にあった。そいつを再現したビデオでやらせではなかった」
こんな問題の根っこの問題を断ち切るスピード判決。その一言が足りなかった。
文 初代不良家 | 似顔絵 池田マコト
http://www.j-cast.com/tv/2007/08/13010272.html