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□王様(日本語直訳ロックで売れた) [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3266265/
王様(日本語直訳ロックで売れた)
2007年08月12日10時00分
12年前、イギリスのロックバンド、ディープ・パープルの楽曲を日本語に直訳して歌ったデビューアルバム「深紫伝説」がヒットした王様。トランプの“王様”の絵柄そっくりのファッションも、インパクト抜群だった。今どうされているのか。
お会いしたのは、東横線学芸大学駅から2分のレコーディングスタジオ「スタジオEGM」。
「よく利用しているんです。自宅やボクの個人事務所からも近いですし」
変わらない“王様”ファッションでまずはこういった。
「ただ、新しいアルバム『鋼鉄伝説』の進行が難航しておりましてね。キッスやジャーニーといった、リクエストの多いハードロックやヘビーメタルのヒット曲を直訳してアルバムにしたいのですが、出版元からのOKがなかなか出ない。申請してからもう3カ月。申請書がどこかに埋もれちゃってるのかも、と心配で」
音楽の志向もちっともブレていないようだ。
「これまでアルバムを15枚出し、週末は必ずライブです。ライブではギタリストとしての腕もたっぷりお見せしております」
「ギターなどの器材、大きな衣装ケースなど重い荷物をひとりで持って電車で移動します。日帰りのときは、打ち上げでも生ビールを1杯飲むくらいにして終電でオフィスへ戻り、“経費の王様”に変身、パソコンで経費の処理をしてから、深夜3時頃に帰宅する。そうしないと、なんだか気持ち悪いんです」
王様は几帳面なのだ。
「CD制作やライブ以外では、住商フルーツさんの『バナナの王様・甘熟王』のCMソングを歌ったり、桜塚やっくんのCD『怪僧ラスプーチン』の日本語訳詞を担当したりもしています」
さて、王様は上智大学卒業後、就職したパルコを1年半で退社。CDショップ店員、あて名書きなどのアルバイトをしながら音楽活動に入り、平成5年、深夜バラエティー番組「モグラ・ネグラ」(テレビ東京)に王様ファッションで出演したのがきっかけで、7年、「深紫伝説」でデビューした。
「パルコでは館内テレビ放送番組を企画し、デビュー直前の爆風スランプに交渉したことがあります。その縁でサンプラザ中野さんとお付き合いが始まり、『モグラ・ネグラ』に呼んでくれたんです。もともとボクには“王様”というあだ名がついていて、中野さんに“王様の格好してきて”といわれ、パーティーグッズ売り場で『王様セット』を買ったのが、王様の格好をした最初でした」
9年、15歳年下のファンの女性と結婚。9歳の長男、3歳の長女と、目黒区内の3LDKのお城に4人暮らし。
「上の子が大学行くまででも、まだ10年ほどある。そのとき、ボクはもう還暦に近づいてるな、ここで倒れるわけにはいかない! と眠れない夜もあります」
ライブ情報はホームページで閲覧できる。
【2007年8月9日掲載】