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□ミケランジェロ・アントニオーニ監督が死去、94歳 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200707310029.html
ミケランジェロ・アントニオーニ監督が死去、94歳
2007.07.31
Web posted at: 20:48 JST
- CNN/REUTERS/AP
ローマ──イタリアを代表する映画監督、ミケランジェロ・アントニオーニ氏が30日夜、死去した。94歳。ローマ市長などが31日、明らかにした。イタリアのANSA通信によると、自宅で亡くなったという。死因は明らかになっていない。
1912年、イタリア北部フェラーラ生まれ。最初に監督した作品は38歳の時の「愛と殺意」だった。監督業は60年以上に及び、第2次大戦前のイタリア映画界の主流だったリアリズム重視から近代社会における個人の疎外感、男女の愛のずれなどを見つめ、テーマの斬新さや独特な画面の構成などで評価を高めた。
1960年のカンヌ国際映画祭で、「情事」が審査員賞、映画テレビ作家協会賞、新評論家賞を受賞。「太陽はひとりぼっち」で1962年、同審査員特別賞を受賞し、人気ファッションカメラマンのニヒリズムを実存主義的に描いたともされる「欲望」でパルム・ドールに輝いた。同作品は、アカデミーの監督賞と脚本賞にノミネートされた。
このほかに、「砂丘」や「夜」などの代表作品があり、2004年にはウォン・カーウァイ監督とスティーヴン・ソダーバーグ監督の名匠とともに手がけたオムニバス作品「愛の神、エロス」で、「エロスの誘惑〜危険な道筋」を監督した。
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□イタリアの伝説的映画監督、ミケランジェロ・アントニオーニ死去 [AFP]
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2262140/1979504
イタリアの伝説的映画監督、ミケランジェロ・アントニオーニ死去
2007年07月31日 22:17 発信地:ローマ/イタリア
【7月31日 AFP】イタリア映画界における最も優れた監督の1人、ミケランジェロ・アントニオーニ(Michelangelo Antonioni、94)が30日夜に自宅で亡くなったと、家族の言葉を引用しながらイタリアのANSA通信が報じた。アントニオーニは約20本の監督作品を残した。
代表作は、1966年にイギリスで作られた『欲望(Blowup)』、1960年の『情事(原題:L’Avventura)』、1975年のジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)主演『さすらいの二人(The Passenger)』。
主な授賞歴として『赤い砂漠(Red Desert)』の1964年ヴェネチア国際映画祭(Venice International Film Festival)金獅子賞授賞、『欲望』の1967年カンヌ国際映画祭(The Cannes film festival)パルム・ドール授賞などが挙げられる。
1912年9月29日、北イタリアのフェラーラ(Ferrara)の裕福な家庭に生まれ、ボローニャ大学(University of Bologna)で経済学を専攻したアントニオーニは、地元の雑誌で映画評論を担当した後にローマへと移り、エクスペリメンタル・シネマ・センター(Experimental Cinema Centre)で映画制作を学びつつ、映画雑誌社に勤めた。
その後、1942年にパリでマルセル・カルネ(Marcel Carne)監督の映画『悪魔が夜来る(Visiteurs du soir, Les)』のメイキングでアシスタントを務め、ロベルト・ロッセリーニ監督の『パイロット帰還ス(Un Pilota Ritorna、英題:A Pilot Returns)』では共同脚本を担当した。
そして翌1943年には初めてのドキュメンタリー『The People of the Po(原題:Gente del Po)』、続く1950年には初の長編映画『愛と殺意(Cronaca di un AmoreThe、英題:Chronical of a Love)』で監督を務めた。
1985年に脳梗塞を患い体が部分的に麻痺するが、90歳になった2002年には、イタリア映画界から敬意をもって祝福されている。