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(回答先: 15000円が1980円 亀田兄弟に金券ショップ悲鳴 [アメーバニュース] 投稿者 white 日時 2007 年 7 月 29 日 16:18:23)
□坂田−大毅 は規定路線・・・いまだ亀田ビジネスの術中。 [拳論!取材戦記]
http://boxing.10.dtiblog.com/blog-entry-354.html
坂田−大毅 は規定路線・・・いまだ亀田ビジネスの術中。
7・28有明 観衆4000人 ※主催者発表
▼フライ級 10回戦
WBA世界フライ級1位・亀田興毅(協栄)3−0 セサール・ロペス(米国)
※100−90、100−92、99−92
▼Sフェザー級 8回戦
吉住壽祐(協栄)1回1分51秒KO タイSバンタム級6位・ダーオデン・スーンギラーノーイナイ
▼51.5キロ契約 10回戦
WBA世界フライ級10位・亀田大毅(協栄)3−0 WBC世界同級17位・ファーペッチノーイ・クラティンデーンジム(タイ)
※99−92、100−90、100−91
今回、招待券がばら撒かれなかったからか観客発表の水増し率が低かった亀田興行。興毅の相手は異常に手数の少ないつまらない選手だったし、大毅の相手はパンチがなくコンビで攻める割りに攻撃をかわす作業ができていない選手だった。もともと勝敗を競うようなマッチメイクではないのだから、フルマークの完勝劇も驚嘆するようなものではない。試合内容はまるでスパーのようにも見えた。むしろ兄弟の試合後のコメントを聞くと、今後を見据えてはなからフルラウンドやることを想定していたかのようでもある。実際、現場のTBS関係者は喜んでいた。
ただ、持っている技術を見せた分、興毅の技術向上が随所に散見できただけに、坂田健史とやったら面白そうだと思わせるものでもあった。一方の大毅は、国内の中堅ランカーが王座挑戦のためのアピールとして消化試合をするも倒せずフルラウンド戦ってしまったかのような、どうにも面白くないものだったが、問題はこの大毅の方のチャレンジがそもそも規定路線である状況だということだ。
正直、大毅は日本王座すら獲れるのかと思うレベルに見えるのだが、実際は興毅と並べた売り出し戦略で、さも兄弟の実力に差があまりないような状況を作り出している。もともとフライ級リミットで試合をしておらず、世界ランカーを倒したわけじゃないのにフライ級世界ランカー。今回の試合でもフライ級リミットをオーバーした体重だった。これはLフライに落とした興毅同様、Sフライではとてもじゃないが世界など狙えないから落とすわけだ。成長期とあってこのままいけば、さらにフライ級での試合は厳しくなる。逆に言えば、大毅を世界にチャレンジさせるにはどうしたらいいかという視点で考えた場合、早い段階でフライに落としてやらせるぐらいしか選択肢がないということだろう。もし10月15日までに世界戦が実現すれば、井岡弘樹が持つ18歳9カ月10日の国内最年少記録に挑む話題性もある。
坂田とやらせて勝つ確率は大毅に比べれば興毅の方が高いのは明白。なのに大毅を…というのは、亀田家にとってフライで世界を獲得することが目標というより、大毅の世界戦を実現させることが重要なのだ。兄弟並ばせて相乗効果を狙うのが亀田ビジネスの基本技。そして見合った実力もないのに世界戦までこぎつける手法。気が付けば、苦労人の坂田と、楽をしてきた大毅が同じ土俵に並べられてしまっている。「興毅か大毅か」などとした時点で大毅の挑戦プランがあることは明白だった。
では一方の興毅にはどういうプランがあるか。実は各方面の関係者からいろいろ耳にしている。それは夕刊フジ連載をはじめ仕事の方で述べようと思う。良識あるボクシングファンが喜ぶような戦略ではないことは確かだ。
あとひとつ。業界関係者が坂田と亀田家の同門対決に反発していることについて。規定がない以上、同門対決自体は別にかまわないと思うが、「練習場所も別で両ジムを行き来するスタッフもいない」ということを言い訳にしていることは絶対におかしい。じゃあ同門でも何でもじゃないじゃないか、と。つまりは前から僕も指摘し続けているジムの名義貸し問題。協会やJBCはこれを放置するべきではないし、これが許されるのなら、ぜひとも全国のジム経営者は同じことをしてもらいたい。1000万円払わずとも宿泊施設を入れて「合宿所」と名乗れば、ボクシングジムをいくらでも増設できるのだから。追記すれば、もし同門禁止なら大毅は内藤戦ですよ、みなさん。(片岡亮)
p。s。あとでテレビ中継をビデオで確認して爆笑してしまった。大毅の試合解説が、まるで素人がちょっと頑張ったのを称えているようなものだった(笑)。世界ランカー同士の試合なのに、金子とかボビーとか芸能人が格闘技挑戦したときみたいな感覚で、そこで芸能人・永井大に基礎体力にすぎないメニューをこなさせるのだから比較対象としてもバッチリ。普通のトップ選手じゃありえないような「よくがんばりました」印の解説でしたね。やっぱり亀田家はガチンコファイトクラブなんだなあ。対して、大毅が歌いだした途端に、坂田が憮然として席を立って姿を消したのはかっこよかった。あとはリング上で圧倒的な差をつけることだ。