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□この人物のオモテとウラ ムーディ勝山(お笑い芸人) [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3226286/
この人物のオモテとウラ ムーディ勝山(お笑い芸人)
2007年07月09日10時00分
今年のブレーク芸人はこの人で決まり、ムーディ勝山(27)だ。陣内・紀香の披露宴で持ちネタを歌って注目されたヤツといえば、ご記憶のムキもいるだろう。あのヘンテコなヒゲの芸人が大変なことになっている。5日発表されたオリコンの「07年上半期フレッシュスターランキング」でハニカミ王子、ハンカチ王子に続いて3位に食い込んだ。あの楽天・田中マー君(4位)を抑えてのランクインにはビックリだ。
4日発売の「日経エンタテインメント!」の「関西人がブレークしたと思う芸人」ランキングでも勝山は劇団ひとりやザ・たっちを抑えて7位に入っている(1位はチュートリアル)。これだけ話題なら、年末の紅白出場も今から約束されたも同然だ。
知らない人のために芸風も一応紹介しておこう。芸名の「ムーディ」はムード歌謡から来ている。
「窓から虫が入ってくるのを気にしない女」とか「後頭部に違和感がある男」とか、日常どこでも起こりそうな何気ない話を、まるでクールファイブやハッピーアンドブルーが歌うような思い入れタップリのメロディーに乗せてドラマチックに歌う。そのギャップが受けている。ちなみに、一番の得意ネタは「右から来たものを左へ受け流すの歌」。紀香の披露宴でも、この歌を披露し、関西の視聴率は郷ひろみの「お嫁サンバ」を超えた。
80年、福岡県生まれ。後に滋賀県に移り、高校まで滋賀で過ごす。芸能界入りの理由が変わっている。高校時代に「不登校」になった。それを心配した母親が「人前に出られるように」と、吉本興業のNSC(養成学校)に入れた。陣内智則よりも12期後輩の23期生だ。
実はピン芸人ではない。NSC同期の梶剛と2人で、「勝山梶」というコンビを組んでいる。05年にプロデビューし、普段は大阪の「baseよしもと」などで漫才をやっていた。が、サッパリ芽が出ず、昨年の年収は24万円だったという。
それがどうして、いきなりのブレークか。先輩芸人の結婚式などで、たびたび「ムーディ」キャラを余興として披露していた。それがたまたま先輩・今田耕司の目に留まり、「おもろいヤツがいてまっせー」という話が、さんまや紳助らにも広まった。「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」などにピンで出演するうち、知名度も上がり、吉本が面白半分で前出の「右から左へ――」を着うた配信したところ、アッという間に100万ダウンロードを突破したという。今では「一昨年のレイザーラモンHG以来の大化け芸人」と呼ばれている。
ちなみに、相方の梶の方は、「これまた“乗り遅れ芸人”RGと仲良くしている」(関係者)そうだから、心配無用。
もっとも、気になるデータもある。前出の「日経エンタ」の「来年消えると思う芸人」でも、ムーディは11位にランクされた。
この年の瀬をどう乗り切るかが、目下の最重要事項だ。
【2007年7月6日掲載】