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飲んだら路上で寝るな! 寝込み死亡事故多発【東京新聞】
2007年7月9日 14時08分
酒に酔って路上で寝込んだ歩行者が車にひかれて死亡する「路上寝込み死亡事故」が今年に入り6月までに、東京都内で5件起きている。これは2005年1年間の発生件数と同数。「暑気払い」として飲酒する機会が増えるシーズンを迎え、警視庁も対策に乗り出している。
4月20日未明、北区赤羽の路上で、60代の女性が飲酒して路上に寝ていて車にはねられた。女性は間もなく死亡、赤羽署はひき逃げ事件として捜査している。6月27日夜にも、足立区本木の路上で70代の男性が車にはねられ亡くなった。西新井署によると、この男性も酒を飲んで道路で寝入っていたという。
同庁交通総務課によると、酒を飲んで道で寝込んだ歩行者が車にはねられ死亡する事故は、最近5年間では2003年の10人をピークにいったん減少したが、再び増加傾向にある。毎年6−8月が多く、同課の園田清管理官は「夏は飲む機会が増える。夜も外で眠りやすい」と分析。「路上で寝るのは道交法違反。5万円以下の罰金もありうる」と注意を促す。
同庁は対策として、パトロール時に路上で眠っている人を見つけたら、必ず保護するよう一線の警察官に指導。また、ドライバーにも「路上寝込み」に注意するようチラシで呼び掛けている。
また、三鷹署は路上で眠り込んで保護した人に後日手紙を送る「レター作戦」を04年7月から続けている。文面では「適度な飲酒は、明日へのエネルギーとして活力となることは十分承知しています。しかし、過度の飲酒は、自らを交通事故や犯罪被害の当事者にさせる可能性が高いことを忘れてはなりません」と書いてある。
これまで計376通出し、作戦実施以来、同署管内での「路上寝込み死亡事故」はゼロ。同署には手紙を受け取った人から「助かりました。以後気を付けます」と電話もあるという。同署の荒井刻城副署長は「自戒の念を持ってほしいという願いを込めた」。開始時から作戦に当たっている大穂祐輔交通課長代理は「酒が入っていない時に手紙を見ることは警鐘になる」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007070990140847.html