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(回答先: ゴア前米副大統領の長男逮捕 高速道を160キロ運転、大麻所持【東京新聞】 投稿者 そのまんま西 日時 2007 年 7 月 06 日 23:14:16)
ゴア氏インタビュー 「危機は深刻化」【中国新聞】
7月5日18時13分更新
ゴア米前副大統領との一問一答は次の通り。
−今、最も重要なメッセージは。
「気候の危機は深刻化しており、国際交渉を加速させる必要がある。2050年に先進国の温室効果ガス排出を90%削減し、世界全体では半分以下にする新たな国際条約を、09年末までにすべての国が合意し、それを実施するよう求める」
−実現は可能か。
「新たな条約交渉は12月にインドネシアのバリ島で始まる。京都議定書の精神を尊重し、すべての国が京都の規定を順守しなければならない。米国の新大統領の任期が始まる09年1月までに米国で新たな政治環境をつくれば、京都議定書を基礎に、より厳しい条約の合意に新大統領が全力を傾けられるようになり、危機解決につながる」
−先のハイリゲンダム・サミットの評価は。
「ドイツのメルケル首相は意味のある合意を得ようと努力したのに、米国がそれを阻んで実現できなかったことは腹立たしい。合意が得られなかった事実を糊塗(こと)し、目立った進展があったかのように言葉で取り繕っている。だが、首脳が意味ある合意のために努力したことは分かる」
−来年のサミット議長国となる日本を訪問し、安倍首相らと会談する気持ちはあるか。
「喜んでそうしたい」
−ライブ・アースの意義は。
「20億の人が同時に、気候の危機がいかに深刻か、その解決には何をすればいいかのメッセージを耳にする機会になる。これが3年間のキャンペーンの始まり。多くの人が政治家に問題解決を要求するようになれば、状況を変えられる」
−米企業の姿勢は。
「米国の大企業10社が、大幅な排出削減を義務付けた法律を通過させるよう要求している。多くの企業が京都議定書を批准した国での事業で、効率向上で利益が得られることを学び、規制に従うことは思ったほど難しくないと考えるようになった。次の大統領はこの状況を考慮するはずだ」
−キャンペーンより、自ら大統領になった方が効率的ではないか。
「再び大統領候補になる計画はない。将来、候補になる可能性は否定しないが、そのような状況になるかは非常に疑問に思う。副大統領としての8年間の経験などから学んだことは、気候の危機の解決には議会を勇気づけ、彼らの姿勢を変えるに足る世論の変化が必要ということだ。私が今回のキャンペーンに成功し、世論を大きく変えられれば、新しい大統領がだれであれ、危機の解決はより容易になる」
−人々に行動を起こさせるのは困難では。
「だれもが誘惑に負け、自分勝手な行動を取ってしまうことはあると思う。だが同時に、だれもが自分の子供や孫、次世代のため正しい行動をしたいとの気持ちも持っている。選択肢がはっきり示されたら、人類は正しい行動を取ると信じている」(ロンドン共同)
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2007070501000547_Detail.html