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□18年も幽霊「オバQ」が帰ってきた…コロコロ復刻版 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_06/t2007063044.html
18年も幽霊「オバQ」が帰ってきた…コロコロ復刻版
現在20代から40代前半が少年時代に夢中になった「コロコロコミック」(小学館)が、年代ごとの復刻版として発売され、話題になっている。特に、同誌に掲載されていた「オバケのQ太郎」は18年近くも“幽霊化”していただけに、ファンからは歓喜の声があがっている。
「いなかっぺ大将」や「王選手756号への道」といった創刊時(1977年)の漫画が集結した「熱血!! コロコロ伝説」(1000円)は5月下旬に書店へ並んだ。
幅広い読者をターゲットにしようと「おぼっちゃまくん」や「ビックリマン」が載る87−88年版も同時発刊。続いて「パーマン」「あさりちゃん」といった学年誌をにぎわしたタイトルを載せた79−80年版も25日に発売され、好評だという。
70−80年代に編集を担当していた塚原正廣編集長は「コロコロは中学に上がると読まなくなる。以来、ずっと読んでいない分、懐かしさがくすぐられる」と魅力のワケを明かす。
中でも熱い注目を浴びているのがオバQの復活劇だ。オバQが復刊されない謎を著書「封印作品の謎2」(太田出版)に記したノンフィクション作家の安藤健二氏は「オバQの単行本は、87年の『藤子不二雄』コンビ解消が発表された翌年以降は増刷された記憶がない。当時の単行本は現在、プレミアがつくほどになっている」と解説する。
伝説の漫画家、藤子不二雄は故・藤本弘氏と安孫子素雄氏(73)の共同ペンネーム。
オバQは当初、キャラによって2人が書き分けていたといい、「旧オバQ(60年代)は完全な合作だったが、新オバQ(70年代)は作品中でも藤本氏の色合いが強く、版権は藤子プロ(藤子・F・不二雄プロ)にある。出てもよかったのに、なぜか日の目を見なかった」(安藤氏)
塚原編集長は「かなり無理をお願いしたが、快く引き受けていただいた」といい、「新オバQ」1巻は特別付録として18年ぶりに復活した。
コロコロは今後、1カ月おきに、2年分を1冊に凝縮して発売。来年1月までに77−96年分が順次、復活していく。
ZAKZAK 2007/06/30