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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070624-00000007-gen-ent
♪金太 守って……金太 負けが多い……金太 マカオに着く……。75年、8月に発売されたつボイノリオさんのLP「ジョーズ」に収められた「金太の大冒険」の一節である。これがメロディーに乗ると、♪キンタマ モッテ……キンタマ ケガオオイ……キンタマ カオニツク……と聞こえる。かくして、「金太の大冒険」は“要注意歌謡曲”に指定された。歌謡曲史に燦然(さんぜん)と名前を残すことになったつボイさん、今どうしているのか。
「この『金太の大冒険』が32年ぶりのブームになってるんですよ。音楽をネット配信してる『iTunes Music Store』に『金太――』をダンスミュージック風にリメークした『KINTA Ma―xim MIX』を去年4月から配信し、それを『聞けば聞くほど』で宣伝したところ、ダンス音楽部門で20日間連続して首位を独走しましてね」
「さらに9月に『インカ帝国の成立』、今年3月に『雪の中の二人』とともにかつてレコード会社でボツになった曲を配信したら、それぞれワールドミュージック部門、歌謡曲部門で1位になった。ホント、ネット配信はボクみたいに手かせ足かせと格闘しながら歌ってる歌手にとって、救世主みたいなシステムです」
当然、印税もド〜ン!!
「原盤料が振り込まれますけど、1回飲みに行ったら消えちゃうくらい。昔の曲がよみがえるうれしさの方が大きいですね」
さて、最初の話に出てきた「聞けば聞くほど」とは、つボイさんが93年からパーソナリティーを務める名古屋はCBCラジオの「つボイノリオの聞けば聞くほど」(月曜から金曜の朝9時から11時40分まで)のことだ。聞けばこの番組、ラジオの聴取率調査が始まって以来、1位の座を譲ったことがないとか。
「番組には毎日、600通を超えるメールやファクスが寄せられる。これは600人の放送作家を雇ってるのと同じで、ボクはその中から面白いお便りを選んで読んでるだけ。3時間もしゃべりっぱなしで疲れるでしょうといわれるけど、むしろ楽しいですよ」
00年には長年、放送事業に貢献したことが評価され、CBCから「小嶋賞」なる賞を授与された。
「100万円の副賞がついてきた。でも、このおカネはボクがいただいたんじゃない。聴取者のみなさんと一緒につかうべきだと考え、100人の聴取者の方をホテルにご招待し、パーティーを開いたんです。1日で100万円をつかったのは生まれて初めて。えらく感激しました。ところが、最後にメシと飲み物が足りなくなってしまって。仏作って魂入れず、とはまさにこのことでしたね」
東海地域では根強い人気があるつボイさん、選挙が近づくとタレント候補として名前が挙がる。
「政治家になるつもりはありません。万々が一、カネに困ったり、血迷ったりして出ることがないとはいえない。しかし常々、番組でそんなときは絶対ボクには入れないでってお願いしてます、ハハハ」
2人の息子はすでに独立。妻と名古屋市内に暮らす。