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□萩本欽一に「24時間マラソン」を決意させたあの事件 [日刊ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3184806/
萩本欽一に「24時間マラソン」を決意させたあの事件
2007年06月02日10時00分
本当に走れるの?
66歳の萩本欽一が「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ)の目玉企画「100キロマラソン」に挑戦することが発表され、ちょっとした話題になっている。
今年のマラソン走者は27日に生放送された「行列のできる法律相談所」の中で発表されるまで“トップシークレット”として扱われ、関係者の中でもごく一部の人間しか知らされていなかった。そのため、島田紳助、磯野貴理らの挑戦がウワサされていたが、結局、史上最高齢走者となる欽ちゃんに落ち着いた。
欽ちゃんは78年にスタートした「24時間テレビ」の初代司会者だった。節目の30回目を迎える今年、マラソンで復活したというわけだ。欽ちゃんも「マラソンは断れても、24時間テレビは断れない」とヤル気まんまんである。
それにしても、「運動嫌い」で知られる66歳の欽ちゃんがなぜ走るのか。
というのも、現在の“ジリ貧”状態を払拭(ふっしょく)するためともっぱらだ。
かつて欽ちゃんは高視聴率番組を何本も抱え、芸人として一時代を築いた。しかし、85年に充電のため休養してからはテレビの仕事が激減し、最近は「全日本仮装大賞」(日本テレビ)の司会くらい。91年に旗揚げした「欽ちゃん劇団」も規模が大幅に縮小され、一年365日上演していた浅草の「ロックン&ロック」からも98年に撤退している。
05年には野球のクラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ」を結成して話題になったが、それもミソをつけてしまった。
チームに所属していた「極楽とんぼ」の山本圭一が06年に遠征先の北海道でハレンチ事件を起こした上に他の選手の関与も取りざたされ、監督である欽ちゃんの管理能力が問われてしまった。
「欽ちゃんは“責任を取る”と言ってチーム解散をぶち上げましたが、結局、すぐに撤回して存続させました。欽ちゃんの気まぐれな朝令暮改ぶりには、ファンだけでなく、スポーツ界や地元関係者も非難ゴウゴウだった。チームにはスポンサーがついていて、運営費の多くはそこから捻出(ねんしゅつ)していますが、それでも赤字が続いています。そのため、“ホンネではやめたがっているのではないか”なんて声まで上がり、欽ちゃんのイメージもダウンしてしまった」(マスコミ関係者)
今回の挑戦について、欽ちゃんは「まさにボクにとっては人生が変わるマラソンになる」と話している。走ることで数々の逆風を吹き飛ばせるだろうか。
【2007年5月30日掲載】