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http://blogs.dion.ne.jp/spiraldragon/archives/6945955.html より全文転載。
「らくちんランプ」の管理人スパイラルドラゴンです。今日は、2008年3月19日です。私が以前アップした「地球を知る!」に、TKさんから、地球を知る!!・8・地球の火山帯と氷河!というタイトルのコメントが寄せられました。
今回TKさんから寄せられたコメントは、南極の棚氷が「崩落」した原因は地球温暖化の影響だというIPCCや環境NGO発のデタラメ情報を、未だに信じている新聞・テレビ局所属の方々に、是非とも読んでいただきたい内容ですので、ブログ本文として掲載します。
(以下転載)
地球を知る!!・8・地球の火山帯と氷河!
最近は、[温暖化危機]によく氷河や棚氷の崩落のことなどが良く取り上げられるようです。
「温暖化で氷河後退が加速」〈3月18日NHK〉とかあります。国連環境計画は「氷河の後退は地球温暖化の影響が最も色濃く表れたものだ」としているのだが、本当でしょうか?。
こうしたことには、「融けた」・熱的なもの・ではなく、殆どが「崩落」・・力学的なもの・・のように、「用語の使い方」に問題があって、「ロジックの飛躍」があるのです。トリックに騙されないようにしよう。
基本的には、以下のような『平均気温』本位制の『地球温暖化』論は、『地球』にとっては何の意味もない。「温暖化」って人類にとって基本的には悪いことでしょうか。
なぜなら平均的に温度が上がるということは、「温度差」を緩和すること、つまりエントロピーの大きい理想的方向だからです。
・・NASAゴッダード宇宙研究所のハンセン博士は、温暖化について次のように予測している。地球規模で長期にわたる干ばつと熱波が続く。飢餓と水不足が戦争の火種となる。強大なハリケーンが世界各地を襲う。生態系が壊れ、種の半分が絶滅する、と。人類の努力によって地球温暖化を阻止するには、時間はあと10年しかないと警告する。・・と。
でもです、いずれにしても「二酸化炭素」では何もかわらないのです。「アレニュース」の時代からそれは「間違い」だったのです。「魃・熱波・ハリケーン・・皆「大気の熱移動」の問題で「平均温度」〈温暖化〉ではなく、『温度差』!こそがその「エネルギー」の根源なのです。
さて、1987年の南極最大の「ロス棚氷」や、などから5千平方キロという巨大氷山が流出しましたそうです。これは千葉県に匹敵する大きさです。1998年には、東京都の3倍という巨大な「ラルセン棚表」などが流出しており、現在までに約30を超える大氷山が流出していると言われています。
「棚氷」とは、「水の輪廻」の最終形態で積もって凍った「氷床」が,限界に達して重力で海に迫り出したもので、不安定な状況です。一般に汐や波等外部の力で揺すられ(hinging)たりして崩壊にいたります。地震や火山による地殻変動があると一たまりも無い。
http://www.aquantum-npo.com/activity/environment/
問題は、海水面が上がったとか「津波」が起きたなんていう話は今だぜんぜん聞いていないことです。南極最大の「ロス棚氷」は、崩壊すれば数メートルもの海面上昇をもたらすといわれていたのに!!。
http://www.ne.jp/asahi/21st/web/crisis4.htm
「棚氷」は、広大な面積を厚い雪氷で覆っている氷床の内、海に張り出して浮いている部分を指す。棚氷は、主に陸上をゆっくり滑り、海にせり出した氷河である。棚氷の上流部分は陸上に残り、下流部分は海の上にせり出し海面下まで達する。
「棚氷」は水循環の一段階で、風が雲として海洋の水分を南極大陸へ輸送し、雪として降り、氷として圧縮され、氷河として棚氷へゆっくり流れ込み、徐々に海へせり出す。海に崩れ落ちた氷塊は、海流により沖合いへ運び去られる。氷山の大部分が水面下にあることは良く知られている。棚氷も同様に大部分が海面下にある。
棚氷の一部分が海に切り取られようとするとき、その部分はすでに海に浮いており、それは海へ崩落したり、滑り落ちたりするのではない。実際には、汐の干満により、棚氷は毎日上下運動を続ける。
この上下運動は、折り曲げ(hinging)と呼ばれる。海に浮いている部分の棚氷は、岩床の海岸線付近で本体の棚氷と接続する部分で上下する。
http://www.edu.tuis.ac.jp/~asanuma/USGS/Filchner/Filchnertext.htm
南極海でも、巨大な棚氷(たなごおり)が次々と崩壊している。平成14年2月には、ラルセンB棚氷が崩壊した。それにより氷山となって流出した面積は、埼玉県と同じくらいになる。氷の壁が崩落するシーンは、世界に衝撃を与えた。
ヒマラヤ山脈と聞くと、たぶん地震の無いただ世界最高峰のエベレストなど高いだけという印象を持つでしょうか。しかし、実は「ヒマラヤ山脈」は地球上で最も「地殻活動」が活発な地域の1つです。
「インドア大陸」と「ユーラシア大陸」が約5000万年前に衝突し、境目が押されて盛り上がった地域で、この変動は今でも続いています。
また、「プレート」の衝突による影響で、しばしば被害を伴う「大地震」が発生していることはあまり知られていません。数千万年前、同じプレートの力の働きで、ヒマラヤ山脈を形成したのだ。インド亜大陸は今でも年に約4センチメートルずつ北に動き続けているため、ヒマラヤ、カラコルム、パミール、ヒンドゥークシの各山脈では、隆起によって現在も山が形成されているという。
パキスタン、インド、アフガニスタンにまたがる地域は現在でも地震の頻発するところだ。インド亜大陸がユーラシア大陸を圧迫していることが原因になっているのだそうだ。
http://www.bosai.go.jp/library/pub/kaken/kaken143.pdf#search='
広い地球には幾つかの「地震地帯」があって、それらの代表に二つの地震帯をあげることができます。
@南ヨーロッパからアジアにかけての一帯(アルプス・ヒマラヤ火山帯)
世界の屋根「ヒマラヤ」とヨーロツパの屋根「アルプス」山脈が一 本に繋がった一帯。
A太平洋の縁に沿って輪のように連なる場所。(環太平洋火山帯)
太平洋を包むように衝立状の高い山並みが大きなリングを形成して いる。最南端は南米大陸の尻尾・ホーン岬から、ドレーク海峡を経 て南極の尻尾・「南極半島」に連なる。3000万年前南極と南米大陸 は陸続きだったという。
このため南極半島は今でも火山地帯で「南極温泉」がある火山島・ デセプション等などがあり比較的温暖な地域。
要するに両方とも高い山並みが続いている場所なのです。高い山並みというのがクセモノで、「地球」ができたとき、表面の皮が薄かった所が冷えるにしたがって皺を寄せ、やがて高い山脈を形成したとされる。皮が薄かったリプレートがぶつかり合ったりしていて、不安定な状態に違いありません.だから「地震地帯」なのです。
「環太平洋火山帯」は日本列島全体が含まれるのです。一方の「チリ」という国は、地震国で世界中で最も乾燥した気侯です。
したがってこの大きな火山帯・地震帯の中に、「アルプス」、「ヒマラヤ」、「パタゴニア」という「大氷河地帯」がふくまれるのです。北極圏にも火山地帯・火山島・地震地帯があります。つまり「氷河」のできるところは,たいてい火山地帯・地震地帯でもあるのです。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/past_special/2003/earthquake/distribution/world.html
パタゴニア(Patagonia)は南米大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称で、アルゼンチンとチリの両国に跨る。「パタゴニア」を特徴付けるのは「氷河」で、数は大小50以上あるといわれている。その規模は、「南極」、「グリーンランド」に次ぐ量といわれている。
南米「パタゴニア」の氷河は、「温暖氷河」に属する。「アンデス山脈」に降る多量の雨により涵養されるので、「氷河」の「循環」が非常に速いことで知られている。夏と冬で「移動速度」は当然異なるが、平均年間に100mから200m移動するといわれている。
ペリトモレノ氷河を始めとして、氷河の「崩落」を観察しやすいのも、この氷河の入れ替わりの速さのためでもある。パタゴニアには沢山の火山がある。
http://www.kaze-travel.co.jp/nanbei/nanbei_3_5.html
http://www.kaze-travel.co.jp/nanbei/nanbei_point005_1.html
アルゼンチン側のペリトモレノ氷河は、全長35キロ、表面積195平方キロ、数あるパタゴニアの氷河の中でも雄大で巨大な氷壁がある。最大の見ものは時折、轟音をたてて湖へと巨大な氷が崩落していく豪快な景色。長い年月を旅してきた氷河の終焉、見事な「氷河の最終ステージ」を展望台で見れる。
「氷河」というのは崩れるもの、「輪廻」してるものということが実感できる場所です。
なお、「アルプス」ほど知られてないようだが、「ヒマラヤ山脈」には有名な非常に多くの「氷河」が存在し、その面積は「極地」を除く地球上では最大である。と同時に、ヒマラヤは「地震」が多いことでも知られる。
〈参考記事〉
・ブータン・ヒマラヤの氷河縮小
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssi/photo/020_Bhutan.html
ヒマラヤ山脈の東部,ブータン・ヒマラヤにおいて氷河の縮小と氷 河湖の拡大が心配されている。写真はブータン北部ルナナ地方の, ガンリンチェンゼーという標高約5280m の峠のすぐ北方にある氷河である。
・温暖化で氷河後退が加速”
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/03/18/d20080318000043.html
これは、アルプス山脈やヒマラヤ山脈、それに南米のアンデス山脈 など、世界30か所の氷河で観測した結果として、国連環境計画が 16日発表したものです。それによりますと、おととし1年間で各 地の氷河は、平均して1メートル40センチ後退し、前の年の50 センチと比べると、2倍以上の氷河が溶けたとしています。〈3月18日NHK〉
・Highlights: ヒマラヤ地震が起こる訳
http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?i=52793
・パタゴニアで湖が消失、地震による地割れが原因か
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-26537120070621
・温室効果ガス、ポーランドから排出枠購入で合意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080317-00000019-yom-soci
「温室効果ガス」の「排出量取引」で、日本がポーランドから「排出枠」を購入することで合意したことが17日、明らかになった。
(転載終わり)
スパイラルドラゴン拝
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