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ゴンドワナ超大陸成立の秘密を探るため、第49次南極地域観測隊の別動隊が活動しているセールロンダーネ山地(国立極地研究所提供)
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080110/acd0801101929002-n1.htm
2008.1.10 19:29
【昭和基地=南極観測同行記者】第49次南極観測隊(伊村智隊長)の別動隊「セールロンダーネ山地地学調査隊」は昭和基地の約600キロ西の同山地で、約5億年前にあった「ゴンドワナ超大陸」の成長と分裂の仕組みを解明するための調査を進めている。
ゴンドワナ超大陸は東西2つの大陸が衝突して5億〜6億年前に誕生。その後、分裂して現在のアフリカ、南米、南極大陸などができた。同山地は衝突の境界地域とされる。
衝突時に高熱と高圧が発生するため、特殊な変成岩がつくられる。同様の変成岩はアフリカでも確認されており、超大陸の謎を解く鍵となる。
調査隊は小山内康人副隊長(九州大)ら7人で構成。航空機で南極入りし、キャンプ生活をしながら岩石試料を採取。2000〜3000メートル級の山でロッククライミングをしながら作業するため、服はボロボロだ。昭和基地との交信によると、7日午後8時(日本時間8日午前2時)の気温は氷点下6・9度。強風に悩まされているが、調査は順調という。
調査は今回から51次隊までの3回計画で行う予定で、小山内副隊長は「今までにない発見もあり、超大陸の形成が明らかになる可能性が出てきた」と話している。
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