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地球環境問題で我々ができることとは？ 二酸化炭素は本当に地球温暖化の原因なのか？
2008年1月11日（金）12:28
http://news.goo.ne.jp/article/hatake/life/hatake-20080111-01.html
中国とアメリカも手を組み、既存の国際政治経済の枠組みを超えて世界全体で連携が進む地球環境問題への対策。地球環境問題は、今年の7月に開催される北海道洞爺湖サミットの大きなテーマのひとつとして挙げられています。ニュース畑では、今月4日に放送されたテレビ朝日の番組『地球危機2008』を観た方から投稿があり、「私たちにできることはなんだろう？」と問いかけています。これに応えて、「日本人は消費を我慢する必要があるのか」や「二酸化炭素は本当に地球温暖化の原因なのか」などの点について多くの意見が寄せられています。その一部をご紹介します。（ニュース畑）
・テレビ朝日「地球危機2008」見ました、私たちが今すぐに出来る事は？ より
話題の投稿者は、テレビ朝日「地球危機2008」の感想を元に「私たちが劇的に状況を変える事は出来ないのでしょうか」と問いかけています。
「1/4放送のテレビ朝日『地球危機2008』を見ました。 特に日本は、国土の面積に見合わないほど肥え太った生活水準で暮らし、40%に満たない食料自給率で、フードマイレージはダントツ世界一、毎日コンビニで 廃棄される弁当は、飢餓国への食料援助の量の倍以上、東南アジアのオランウータンを絶滅に追い込んでいる森林伐採で切られた木々は日本に向けて輸出されている（日本に十分な森林があるにも関わらず！）、と言う現実を目の当たりにし、一日本人としてとても恥ずかしく思いました。
「今すぐ、私たちが劇的に状況を変える事は出来ないのでしょうか。例えば、『コンビニやファミレス、テレビの24時間営業を禁止する』『廃棄する食品に高額 の税金をかける』『途上国からの輸入木材に、採算が取れない位の税金をかける』『公立学校の給食への輸入食材利用を制限』などはどうでしょう？」（匿名投稿者）
我々は消費を抑制して問題を解決するべきなのか、それとも他の方法があるのか。また、二酸化炭素が地球温暖化の原因となっているという説は本当に正しいのか。これらの点について、多くの意見が寄せられました。消費を我慢することが有効だとする声もあります。
「30年前と比べても劇的に生活環境は良くなっています。番組では江戸時代は環境に良い生活をしていたと言っていましたが、そこまで遡らなくても十分文化 的な生活は送れませんか。先進国はこれ以上の生活を求めなくてもいいのではないでしょうか。少し後ろ戻りしてそこで足踏みしてみても文化的な生活はできます。食生活の面からみても58年頃の食事が良いとも言われているようですし。」（匿名投稿者）
一方で、我慢することよりも需要を変えるほうが有効だとする意見もあります。
「『深夜でも食品を買いたい』『いつでもすぐ食べれるように食品を揃えてほしい』こういう欲望が２４時間営業を経営可能にしているんですよね。だからこれら を解消するためには、『需要』をいかに変えていくかが重要なのでしょう。『24時間営業を禁止』『廃棄する食品に高額の税金』というように『消費』の場を 規制してもあまり効果は期待できないし、すぐにコンビニなどに代わる新しいビジネスが開始されてしまうと思いますよ。そこに『需要』があるかぎり。」（匿名投稿者）
「伐採→森林の減少が問題なら、植林とかを視野に入れるべきであり、『単純にやめちゃおうぜ』系はやめるべきです。（安易な例としては某石油会社の『焼畑農業阻止』とかありましたが・・・。考え抜かれた上で『やめようぜ』ならいいんですけど。）安易な我慢は自己満足にしかなりえないでしょう。」（匿名投稿者）
「うちの近所は、ガソリンが値上がりしたら軽自動車がどっと増えました。良心に訴えるよりも財布に訴えた方が効果はずいぶん高そうです。」（匿名投稿者）
また、二酸化炭素（CO2）は本当に地球温暖化の原因なのかという疑問点についても意見が交わされています。「CO2原因説」はビジネスに利用されているとする声もあります。
「 温室効果に影響があるから『ある』事になっているだけで温室効果の内訳の90%以上は水蒸気が原因です。二酸化炭素がちょっと増えたところでいっている程 影響はでないのです。他にも反論実証はネットにいくらでも転がっているので見てみるといいでしょう。じゃぁ、なんでこんなに政治問題にまでなっているかというと…海外とか環境問題で金になるからです。本当の原因はわからないが、なんとなく関係があるからそういう事になっちゃってるんです。科学的な検証からいけば、太陽の黒点活動の影響っていう説の方がもっともらしいのに。」（匿名投稿者）
「（環境問題は）儲かるんです。但し、現場担当者は儲からないのですけれども。日本と違って欧米はノブレス・オブリージュの思想が根底にあるので こういう社会奉仕的なものに美徳を感じ、お金を出します。昔の貴族の様に自分で言って自分でやる場合は関係なかったのですが、今は言いだしっぺにお金が集 まってそこから実行に分配だったりしますので、幾らでも利権分配が好きな様に出来ます。世間騙して言ったもの勝ちなのです。動物愛護で他国の国会議員が出張ってくるのもこういった絡みです。活動資金が流れてくるからそれはもう儲かってしかたがない。」（匿名投稿者）
「IPCCが嘘をつかないとでも思っていらっしゃる様ですが、ここにも載ってある通り、国際機関の報告なんて政治的意図をもって幾らでも書き換えられるものなのですよ。国際捕鯨委員会の報告なんて顕著な例ですね。」
この主張に対して、二酸化炭素が地球温暖化の原因である可能性が高いとする「気候変動に関する政府間パネル」（IPCC）の第4次報告書は信用に値するとの反論もあります。
「 現時点で最も信憑性の高いものはIPCC（気候変動に関する政府間パネル）の報告書でしょう。これは世界中の数千人の専門家の科学的知見を集約したものです。最新の第4次報告書によると、『近年の温暖化の原因は、人為的な温室効果ガスの増加によるものである可能性がかなり高い』とされています。つまり化石燃料の使用によるCO2の増加です。」（匿名投稿者）
「確かに数年前までは『温暖化においてCO2の影響など関係ない。水蒸気の温室効果のほうが遥かに高い』という論調も一部では盛んでした。（中略）最近ではその水蒸気の影響も含めてスパコンでシミュレートすることがかなりの精度で可能になりました。（中略）もちろん、100％解明できない部分もありますが、それを考慮しても『可能性が極めて高い』という結論です。科学的には“温暖化の原因”についてはほぼ決着がついています。」（匿名投稿者）
「一般的に言えば、環境問題は儲かりません。数少ない成功例としてはアメリカのバイオ燃料がありますが、これはブッシュの農業政策としての穀物増産と環境ビ ジネスが上手く結びついた珍しい例です。（中略）しかし、これらはむしろ特殊な例であり、ほとんどの分野では、環境問題への対策（投資）は遅れています。 環境問題に金をつぎ込むより、より利益の高い方へお金は流れます。いまの生産活動を見れば一目瞭然です。」（匿名投稿者）
また、この議論を読んだ方はこのような感想を残しています。
「紹介されているサイトは国際政治学（？）のフリージャーナリストが、色々な反CO2サイトの主張を“引用”しながら『温暖化はエセ科学』と非常に勇ましく 持論を展開しています。氏の主張ではIPCCは巨大な権力に操られており、信用できないとのこと。とは言っても、実はこれもロンボルグの著書からの“引用”なのですが。約2,500人の気象学者が気象データをスーパーコンピューターで計算し、検証し合った結果（IPCCの第４次報告）を信じるか、自称国際政治学者のフリージャーナリストの引用サイトを信じるか、それはあなた次第です。世の中は陰謀に満ちているのかもしれません。気をつけなければ。。。」
地球環境問題は、個人の意識が行動を通じて政治や経済などの活動に反映され結果をもたらす、まさに個人と地球の間の問題です。その点で個人の認識はとても重要ですが、そこでもリテラシーが問われることになりそうです。あなたはこの問題について、どのように考えますか？
ニュース畑では下記の記事でご意見を募集中です。
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