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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20071213i205.htm
【ワシントン=増満浩志】北極海の一部の海水面が、今年夏、過去100年の平均水温を5度も上回る高温を記録したと、米ワシントン大の研究者らが12日、発表した。
太陽光を反射しやすい海氷が年々減少し、露出した海水が熱を吸収したためとみられる。
その影響で、冬に入ってからの海氷の生成は例年より最長2か月遅くなった。温暖化が温暖化を加速させるという悪循環が現実になってきた。
研究チームは、7〜9月にかけての衛星の観測データを分析し、北極海全体の海表面の温度分布を割り出した。
過去100年の平均値と比べた温度差は、2000年以降、急速に拡大し、07年はアラスカから東シベリアにかけての北側に平均温度を3度から4度も上回る海域が広がった。中には平均値より5度高いセ氏4度を記録したところもあった。
これらの海域では、吸収された熱が冬に入って放出されるため、海氷の生成が通常より2週間から2か月遅れた。研究者らは「冬の氷の成長、そして翌夏の氷の解けやすさに影響するのではないか」と懸念している。
(2007年12月13日13時3分 読売新聞)
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