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北極の氷を徒歩で測定、温暖化の影響調査へ 英探検家ら(CNN)
2007.10.21 Web posted at: 19:24 JST - AP
ロンドン(AP) 米アラスカ州の北端から北極点まで、約2000キロの道のりを歩きながら氷や雪の厚さを測り、地球温暖化の影響などを調べるプロジェクトに、英探検家ら3人のグループが取り組むことになった。来年2月から6月の間に、100‐120日かけて実施するという。
探検家のペン・ハドー氏がこのほど発表した計画によると、一行はレーダー検知器をそりに積んで、アラスカのバロー岬から北極点へ向かう。検知器は約20センチごとに、その地点の氷と雪の厚さや密度を計測。計1000万回分のデータが収集されることになる。データは米カリフォルニア州の海軍大学院で解析される予定だ。
北極圏では今夏、海氷の面積が観測史上最小を記録。カナダの北極海沿岸では、氷に閉ざされていた北西航路が航行可能となった。地球温暖化の影響で氷が急速に解けているとみられ、2050年の夏には海氷が完全に消滅するとの説もある。ハドー氏らは、氷の現状を詳しく調べることによって、より正確な予想値の算出を目指す。
北極周辺の氷については、すでに潜水艦や衛星などが観測を繰り返している。だが専門家らによると、衛星からは氷と雪の区別がつきにくいなどの難点があり、「地上での計測がベスト」との見方は変わっていない。
約40年前には、英国の極地探検家、ウォリー・ハーバート氏が、今回と同様のルートをたどる測量探検を実施した。ハドー氏らは当時のデータを現状と照らし合わせ、変化の様子を分析する計画だ。
一行はまた、胸や腹の部分に生体センサーを織り込んだ「ライフシャツ」を着用する予定。探検中の心拍数や呼吸、体温などのデータが、逐次基地に送信されるという。
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200710210014.html
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