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http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20070907k0000m040017000c.html
約6500万年前に地球に衝突し、恐竜を絶滅させた隕石(いんせき)は、その9500万年前に二つの小惑星が衝突してできた破片の一つが飛来したものだとする解析結果を、米サウスウエスト研究所(コロラド州)のチームが6日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
別の研究者は「太陽系で起こっているこうした『死のビリヤード』をもっと理解する必要がある」と指摘している。
チームは、火星と木星の軌道の間の小惑星帯にある直径約40キロの小惑星「バティスティーナ」と、動きや岩石の性質が似た数千に上る一群の小惑星に着目。コンピューターで解析したところ、約1億6000万年前に、もともと直径約170キロだったバティスティーナに直径約60キロの別の小惑星が秒速3キロで衝突し、数千の破片が発生したとの計算結果が出た。
この一部が地球方面に飛び出し、直径約10キロの破片が約6500万年前に地球に衝突した可能性は90%以上と推計されるという。
恐竜やアンモナイトなどの絶滅については、約6500万年前に巨大な隕石がメキシコのユカタン半島に衝突、巻き上がった土やほこりが地球を覆って太陽光を遮ったのが原因とされている。(ワシントン共同)
毎日新聞 2007年9月6日 17時27分
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