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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070813it11.htm
物質を作る基本粒子のクオークが2個集まってできている「D中間子」という粒子が、その反粒子に“変身”する現象を、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の研究チームが世界で初めてとらえた。
韓国で13日から始まった国際会議で発表した。
研究チームは、同機構の大型加速器で作り出したD中間子が別の粒子に崩壊する過程を分析した。約5億個の崩壊過程を調べた結果、D中間子が崩壊前、その反粒子である「反D中間子」に約1%の確率で変化していることがわかった。
素粒子の振る舞いを説明する現在の「標準理論」では、この変身現象は0・001〜1%の確率で起きると予測されていた。今回の観測データは標準理論で説明できる範囲のほぼ上限にあたり、標準理論を超える未知の粒子が関係している可能性もあるという。
研究チームの山内正則・同機構教授は「今回の実験結果をもとにした理論研究を進めるとともに、新たな実験を繰り返すことで、標準理論を超える新しい理論作りにつなげていきたい」と話している。
(2007年8月13日19時0分 読売新聞)
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