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http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2007080902039665.html
2007年8月9日 朝刊
ケニア北部で、いずれも約百五十万年前のものとみられる二種類の人類祖先の化石を発見したと、英米などの国際チームが九日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
二種類のうち一方は猿人と原人の特徴を併せ持つホモハビリス、もう一方は原人ホモエレクトスとみられる。現在、人類はこの二百万年の間に、ホモハビリスからホモエレクトスに進化、さらに現代人のホモサピエンスになったと考えられている。今回の発見で、ホモハビリスとホモエレクトスは同時期にほぼ同じ地域で暮らしていたことになり、定説の見直しが迫られるという。
チームは二〇〇〇年、トゥルカナ湖東岸で上あごと頭骨の化石を発掘。上あごには六本の歯があり、犬歯や臼歯の形状からホモハビリスと判断した。地層の火山灰から百四十四万年前のものとされ、これまで百六十五万年前までとされていたホモハビリスの存在時期を二十万年以上更新した。
頭骨は頭頂部やあごとの結合部の形状などから百五十五万年前のホモエレクトスと判断された。
この結果、ホモハビリスとホモエレクトスは五十万年間、ほぼ同じ地域で生きていたことになり、チームは「ホモエレクトスはホモハビリスから進化したのではなく、共通の祖先から分かれたのだろう」としている。
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