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http://www.sankei.co.jp/culture/kagaku/070810/kgk070810000.htm
【ロンドン=木村正人】「長江の女神」ともいわれる希少種の中国・長江(揚子江)の淡水イルカ「ヨウスコウカワイルカ」について、日・中・米・英の研究者による調査チームがこのほど、英王立協会の生物学専門誌で「おそらく絶滅した」との見解を発表した。これまでも三峡ダム建設などによる環境破壊が指摘されてきたが、クジラやイルカの種が人間の営みが原因で絶滅したのは有史以来初めてという。
調査チームは昨年11月から12月の6週間、同イルカが生息しているとみられる長江の水域延べ3500キロメートルを調査したが、生存を確認できなかった。メンバーの1人でロンドン動物学協会の生物学者、サミュエル・タービー氏は「ヨウスコウカワイルカは絶命した。こんなに希少でカリスマ性のある種を失うのは大変な悲劇だ」と語り、地球の環境保護の大切さを強調した。
同氏によると、前回の調査は1997〜99年に行われ、13頭の生存が確認された。同イルカの捕獲例は02年が最後で、乱獲や環境汚染、保護活動の不十分さから絶滅が危惧(きぐ)されていた。
(2007/08/10 10:23)
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