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2千万トン超の追加削減必要 強化迫られるCO2対策【中日新聞】
2007年8月8日 23時42分
2010年度の国内の温室効果ガス排出量は、現状のまま推移すると12億7000万トンを超え、森林吸収分などを差し引いても、京都議定書で定められた日本の削減目標達成ラインを2000万−3400万トン上回るとの試算が8日、京都議定書目標達成計画の見直し案で明らかになった。
試算をまとめた環境、経済産業両省幹部は、産業や家庭などでの新たな追加対策実施で目標達成は十分に可能としているが、新潟県中越沖地震などで停止している原発について高稼働率を見込むなど試算の甘さも指摘されており、将来、海外から大量の二酸化炭素(CO2)排出枠を購入するなど、大幅な対策強化を迫られる可能性がある。
試算は、来年から議定書で排出量削減が義務付けられた約束期間に入るのを前に、国際公約である1990年度比6%削減の実現可能性や追加策の必要性を見極めるために行われた。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007080801000870.html
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