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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200707041900&page=2
【Technobahn 2007/7/4 19:00】1980年代に南米で見つかった翼長が7mにも及ぶ、史上最大の鳥の化石に関して、研究者が飛翔するメカニズムを解明して論文を発表した。
この鳥は「Argentavis magnificens」という学名で呼ばれているもので、化石の発見場所から今から600万年程前の南米大陸に生息していたもの考えられている。しかし、発見された化石から復元したところ翼長が7メートルにも達し、その大きさは現代の小型飛行機にも匹敵するなど、これまでのところ、どうやってこれほど巨大な鳥が飛ぶことができたのかについては古生物の研究者の間でもナゾとされてきた。
Museum of Texas Tech UniversityのSankar Chatterjee教授は、化石から復元されたこの鳥の大きさや重さなどの詳細なデータを使ってコンピューターシミュレーターを開発。その上で、上昇気流に乗ることができれば理論上、1日で200マイル(320km)の飛行が可能であることを突き止めた。
Chatterjee教授はまた、この鳥が生息していたアンデス山脈には、麓から山頂に向かって流れる上昇気流が吹いており、この気流を使えば飛び立つこともさほど困難なことではなかっただろうとも述べている(現存する最大の鳥となるアンデス地方に生息するコンドルなども同様な方法で飛び立つことが知られている)。
この論文はProceedings of the National Academy of Sciences (PNAS)に掲載されたものとなる。
画像はPNASに掲載されたイメージ図画像を拡大する
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