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西シベリア・生後半年の雌か 無傷の凍結マンモス【東京新聞】
2007年7月6日 夕刊
【モスクワ=共同】北極海に近いロシア・西シベリア北部ユリベイ川の近くで、生後約半年の雌と推定されるほぼ無傷の凍結マンモスが見つかった。複数の専門家によると「これまでで最高の保存状態」。近くのサレハルドで開かれた専門家会合で、組織分析のためマンモスを日本に輸送してCTスキャンの検査を実施する方針が決まった。
ロシア科学アカデミー動物学研究所のアレクセイ・チホノフ副所長らが共同通信に明らかにした。輸送は今年十二月以降になる見通しで、東京慈恵会医大の鈴木直樹教授が受け入れ先になる。オランダに組織の検体を送り、死亡時期を調べる方針も決まった。
副所長はマンモスについて「尾が食いちぎられている以外は損傷がなく、保存状態という点で世界で最も貴重な発見」と説明。CTスキャンで詳細な分析結果が得られると期待されている。
トナカイの飼育者が五月、川岸に牙が突き出ているのを偶然発見。重さは推定五〇キロ、体長約一二〇センチ。冷凍保存されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007070602030147.html
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