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寝苦しい夜3倍に 東京周辺で2011−2030年予測【中日新聞】
2007年7月3日 朝刊
地球温暖化の影響で、2011−30年の東京周辺では、最低気温が27度以上の暑い夜が約3倍に増え、冬の寒い日は約3分の1に減るとの予測を、国立環境研究所の江守正多温暖化リスク評価研究室長らのチームが2日発表した。
世界の平均気温は今世紀末までに1.1−6.4度上昇すると予測されているが、近未来の詳細な予測は初めてという。研究チームは、11年から30年に夏や冬の最低、最高気温がどう変化するか試算した。
東京を含む300キロ四方では、最低気温が27度以上の夜が1981−2000年の平均約5日に比べ約3倍に増えるほか、最高気温が35度以上の猛暑日も同5日の約1.5倍になるという結果が出た。一方、最低気温が零度以下の寒い夜や、最高気温が6度以下の寒い昼は、いずれも約3分の1に減少するという。
■空梅雨 各地で記録続出
気象庁は二日、六月の天候まとめを発表した。太平洋高気圧の勢力が弱く梅雨前線が日本の南海上に停滞することが多かったことなどから、各地で記録的な少雨や長い日照時間となり北日本(北海道、東北)を中心に高温が目立った。
四国は月間降水量が平年の39%と、地方ごとの統計を取り始めた一九四六年以降、二〇〇五年に次いで二番目の少なさ。北日本の月平均気温も平年を二・〇度上回り、九一年に次ぐ戦後二番目の高さだった。月降水量は、飯塚(福岡県)で平年のわずか12%の三七・五ミリなど三地点で観測史上最少(過去タイ含む)。福岡、高知など六地点で二番目、山口、大分など六地点は三番目の少なさだった。
平均気温は、札幌一八・八度、盛岡二〇・二度など、北海道と東北の計七地点で平年を一・七−二・八度上回り過去最高(過去タイ含む)。
日照時間は、東北や関東甲信で特に長く、深浦(青森)で二五七・六時間、館山(千葉)二〇九・八時間、大島(東京)一九五・五時間と、平年の157−143%で過去最長。観測史上二位の長さを千葉など四地点、三位は盛岡など四地点で記録した。
東海地方でも、日照時間が平年より長めで、名古屋で一七九・七時間、津で一九〇・〇時間と平年より二−三割長かった。日本気象協会東海支社では「北の高気圧に覆われて晴れた日が多かったため」と説明している。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007070302029100.html
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