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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070601i103.htm
【ワシントン=増満浩志】人類の特徴である直立二足歩行は、祖先がチンパンジーから分かれた後の地上生活で始まったのではなく、樹上生活をしていた、より古い祖先まで起源をさかのぼれるという新説を、英バーミンガム大などの研究チームが発表した。
オランウータンが細くてたわみやすい枝を移動する際、二足歩行を多用していることがわかったという。1日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
研究チームは、インドネシアのスマトラ島で1年間、野生のオランウータンを観察。樹上を移動する際、どのように体重を支えているかを分析した。
その結果、腕でぶら下がっての移動が約半数を占めたが、二足歩行も13%に上り、特に太さ4センチ未満のたわみやすい枝を移動する時は二足歩行の割合が22%と、四足歩行の16%を上回った。二足歩行の90%以上が脚を伸ばした直立姿勢で、75%は腕でバランスをとっていた。
研究者は「化石を分析する際、二足歩行の痕跡に頼って人類か類人猿かを見分けることはできないのではないか」と指摘している。
(2007年6月1日10時35分 読売新聞)
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