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【ワシントン和田浩明】昨年12月に発生した大規模な太陽フレア(爆発)で放出された強力な電磁波の影響で、全地球測位システム(GPS)の受信機が一時的に測位ができなくなったり精度が低下していたことが分かった。影響は地球の昼側のほぼ全域に及んだとみられる。4日、米コーネル大の研究者らが発表した。太陽は11年の極大期に向けて活動が活発化に向かっており、それに伴ってフレアの頻度や強度が高まると予想される。飛行機の着陸誘導などを含めさまざまな用途で使われているGPSに深刻な影響が出る可能性もあると警告している。
同大のポール・キンター教授(電子・電算機工学)らがワシントンで行った発表によると、問題のフレアは12月上旬に観測。特に6日に放出された電磁波は、太陽の他の部分からのものの2万倍も強力だった。フレアは太陽の黒点付近で発生することが多い爆発現象。爆発に伴って強力なエックス線や高エネルギー粒子が放出され、一部は地球にも届いて電波のかく乱などを起こす。
同大でGPS衛星と地上の受信機のデータ通信に使われる波長域(1.6ギガヘルツ付近)などへの影響を調べたところ、米東部時間の12月6日午後に1時間弱にわたりノイズの比率が極端に高まり、測位に必要な4個以上の衛星を補足できない受信機があった。
米航空宇宙局(NASA)や連邦航空局(FAA)の研究者らも、自らが使用する測位システムに影響が出ていたと報告。静止衛星のデータも使ってGPSの精度を強化するFAAの「広域補強システム(WAAS)」も、着陸誘導などに使う高精度部分が約15分間使用できなくなったという。
11年周期で増減を繰り返す太陽活動は00年に極大期に達し、昨年は最も平穏な時期のはずだった。11年には再びピークに達することもあり、研究者らは「フレアの影響は広範囲を同時に襲い予測が難しい。GPSの応用範囲は銀行業務などにも広がっており、対応を考える必要がある」と指摘している。
毎日新聞 2007年4月5日 11時11分 (最終更新時間 4月5日 11時36分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070405k0000e040031000c.html
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(関連投稿)
発見しました。
http://www.asyura2.com/07/idletalk22/msg/468.html
投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 2 月 11 日 12:14:26: OszuLYfIhReeI
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