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米欧共同無人探査機「カッシーニ」が06年10月に赤外線で撮影した、土星の北極上空にある六角形の渦状構造=NASA提供
【ワシントン和田浩明】米航空宇宙局(NASA)は27日、米欧共同無人探査機「カッシーニ」が撮影した、土星の北極上空を覆う六角形の渦状構造の画像を公開した。80年に米探査機「ボイジャー」が発見したもので地球4個分の大きさだが、26年後の現在も残っている。NASAは地球の極地方で形成される低気圧の一種に似たものと推測しているが、六つの辺が安定的に維持されている理由は分かっていない。
NASAによると、渦は昨年10月30日にカッシーニに搭載された赤外線分光計で約130万キロの距離から撮影された。幅約2万5000キロ。垂直方向は100キロほど大気内に伸び、反時計回りに回転している。土星の北極地方は15年続く夜のさなかだが、約2年後に可視光での観測が可能になるとみられている。
毎日新聞 2007年3月29日 11時05分 (最終更新時間 3月29日 12時59分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070329k0000e040029000c.html?in=rssw
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