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http://tcat.easymyweb.jp/member/hiroken/default.asp?c_id=9505 から転載。
「人工降雪技術・実験」を知っていますか?
スキー場などで雪不足補充のため、雪をつくってホースで、まいている光景は、みなさんもよく知っていますよね。それとは、全く違う話です。
本格的に、雲に雪をつくらせ、その雲から本当の雪を降らせようとする技術・研究です。
NHKで、群馬県の奈良俣(ならまた)ダムで、実験が行われたことを報じていました。
本当なの?と見入っていた。興味があり、少し調べてみたので、私の理解できる範囲で、お知らせします。
平成6年頃から、気象研究所と国交省利根川ダム総合研究所の共同研究が始まっている。
その成果として
■雲の中にドライアイスのペレットを蒔く(シーディング)ことにより、降雪可能な雲が越後山脈に頻繁に出現するする確率が高い。
■小規模シーディング実験から、過冷却雲水を含む雲に、シーディングすることにより、雲中に降雪粒子を生成することが可能。
■条件を満たした雲に、シーディングすることにより、降雪・降水確率を向上でき、ダムの水源地に増雪を計ることができることが可能という見解が出されている。
つい先日、そのテストを、奈良俣ダムで行ったのである。
過冷却水を多く含む適切な雲を探すのに、3日かかったが、ついに見つけ飛行機がドライアイスを積んで飛び立った。その雲の上でドライアイスを蒔いた。雪が降った。素晴らしい。
研究者は落ち着いたもので、シーディングによる降雪か、自然の降雪かの調査の確認に入るという。
TVのゲスト達も、信じがたい面持ちで笑っていた。
信じられない新しい画期的な研究には、なかなか受け入れられないのが一般的でしょうが、
みなさんは、信じますか?
私は、信じます。
余談ですが、過冷却雲は、時々、見かけますよね。その中を飛行機が飛んで刺激を与えると氷の粒になり、あの飛行機雲として、私たちは見ているのですから。
また、水を、−5℃で静かに放置して置くと、取り出すときの振動で一瞬に凍るのも同じです。
さらに、あの綺麗なダイヤモンドダストも同じ原理ですよね。
この研究には、適切な雲が、雪・水を降らせたい場所に出現するかどうかが課題だと思います。
その雲の発生確率の高い場所は、特定できるでしょうが、そこで降らせていいかの問題になると思います。
世界中に、水の欲しいところは一杯あるはずです。水不足解消、日本の技術の高揚のためにも、
是非、成功して欲しいと願っています。
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