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2040年には北極の氷がほぼ消滅するという、アメリカの研究機関の試算のニュースは周知の通りだが、1年前に当たる2004年の試算ではその消滅が2070年だったそうだ。
この恐るべき「30年の短縮」の決定的要因は、中国の温室効果ガス排出量の加速度的な増大による。2006年のIEA(国際エネルギー機関)の予測では、現在、温室効果ガス排出量トップのアメリカを中国が抜くのは2009年、あと2年足らずの事態となっている。
落合信彦氏が『SAPIO』1月24日号で、このような急激な中国の温室効果ガス排出量の増加は、単に中国の経済成長によるものだけではなく、それをコントロールする中国共産党政権の政治経済政策により加速されていることを指摘している。
昨年の秋位から、書店の店頭で『中国が世界をメチャクチャにする』というタイトルの本のタイトルが目についた方は多いと思うが、今後の中国の穀物市場への需要の増加は甚大である。中国の一人当たりの穀物消費量がヨーロッパ並みの水準に達すれば、中国は、現在の世界の穀物生産量の約40%相当、4割を必要とするようになるという(米ワールドウォッチ研究所)。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4948754234/249-5096117-9581155?v=product-description&n=465392&%5Fencoding=UTF8&n=465392&s=books
これに加えて、現在中国と合わせて2国だけで世界人口の40%を占める、インドの今後の穀物需要の急激な増加を考えれば、食糧価格の高騰が予測されるという間の抜けたコメントを跳び越し、世界の穀物市場における食糧争奪戦、もしくは食糧争奪戦争の時代へ進みつつあるのは確実だ。
DOMOTO
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/
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