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筑後川、河口から久留米市まで37キロが船で往来可能に
【写真】
建設が進む「くるめ舟通し」。奥の「小森野床固め」を迂回して船を通す(福岡県久留米市で)
福岡県久留米市を流れる筑後川に、水の勢いを調節するため川を横切るようにコンクリートブロックを並べた「床固め」を迂回(うかい)して、船を通す水路がほぼ完成し、3月下旬に開通する。災害時に物資などの輸送手段を確保するのが狙い。同県大川市の河口から久留米市善導寺町まで約37キロ間で船が行き来できるようになることから、同市は遊覧船を走らせ、観光に役立てる計画も進めている。
建設を進めている国土交通省筑後川河川事務所(久留米市)によると、筑後川では戦前から戦後にかけ、船やいかだで盛んに木材や米俵が運ばれた。しかし、陸上交通が発達し、川に堰(せき)やダムが建設されたことから衰退した。1942年に久留米市に大小のコンクリートブロックを堰のように置き、水の流れを速めて停滞を防ぐ「小森野床固め」が設けられ、80年ごろには迂回用の水路も壊れたため、船の行き来ができなくなった。水路を設けるきっかけになったのは、95年の阪神大震災。道路が寸断され、陸上交通がマヒする中で、船が物資輸送の有効な手段になった。国交省は水上交通の見直しを進め、筑後川では2003年12月に水路建設に着手した。
総工費は約14億円。同様の水路は99年に完成した福岡市の博多川に次いで九州では2か所目という。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07020953.htm
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