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(回答先: Re:光と闇 投稿者 金十字架 日時 2008 年 3 月 13 日 23:29:39)
「薔薇十字(Rosenkreuz)」は、永遠にして女性原理としての「薔薇」と、男性原理で、時間のなかの精神性を象徴する「十字」の統合象徴であり、これは「完全なる両性具有」を象徴すると共に、「天と地」の統合、空間と時間の統合、従って、「永遠の神性」を象徴するが、「デュオグラマトン」象徴記号は、薔薇十字の象徴意味を、四重に展開させたものだとも言える。「永遠文字」一つの象徴に、「薔薇十字」の統合象徴の意味が組み込まれており、人間の実存の内面への深化と、外面への進化の二つの位相を象徴する「無限進化文字」と組み合わされるとき、「デュオグラマトン」は、「両性具有にして、創造的永遠の叡智」を象徴するからである。
ノイス・グノーシスにおける、「四位の主」の紋章が、「デュオグラマトン」でもあり、これは、統合された「四位の神」の象徴模様でもある。ノーディンクの言語では、この二つの子音文字が示す単語は、発音が困難であるが、「愛」を意味する言葉になる。ただ、その「愛」とは、「原愛(proteroos)」とも呼ぶもので、人間と人間のあいだの愛でも、人間と神のあいだの愛でもなく、かつ、それらを同時に意味する根元的な「愛の原型原理」である。
「四位の神」の名は、「愛」であり、「叡智」であり、その「愛」は、根元のプレーローマの現象空虚点における、発現回帰、すなわち「消一原愛」を意味している。超宇宙の永遠神であるプロパトールは、その創造と永遠の源泉を、虚空と無の彼方の《上主》に規定しているが、しかし、超宇宙的開示真実の位相においては、このヴィジョンは幻像(エイドーロン)に過ぎない。《上主》は、宇宙の存在性の反射点として、仮想的に要請されているのであり、プロパトールとその超天使たちの圏域をめぐる、人の「神話的把握」も、幻像にしか過ぎない。
それでは、永遠開示的真実における、宇宙と超宇宙、アイオーンと超アイオーンの創造と流出、永遠の循環と、絶え間ない生成の根元の「真実」は何であるのかと尋ねれば、そこには、「叡智」の開示の答えがあるとしか言えない。一切の「グノーシス神話」は、幻像反射(エイコーン)であるが、それらの総合的な相互反射の模様の彼方に、「真実と叡智」は、永遠の刹那において結像し、或る真実の姿を現すのである。
それは、では何であるのか。「デュオグラマトン」の光輝の彼方に、答えが象徴として示されている、とサンダルフォンの星座教母ツェツィーリア・プラティナは述べるのである。現在より、およそ、三万年未来のことであると、アルト銀河天使フォーゲルヴァイデは傳えたと、私たちの伝説に語る。
Marie RA. S., Meisterin G.