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緊急企画2008 京都再生へ「決意表明」京都市会議員 村山祥栄
http://www.shoei25.com/2008/index.html
決意表明
あかんもんはあかん
私、村山祥栄は、来る2月3日告示2月17日投票の京都市長選挙に出馬することをここに表明致します。
このたび、京都を想ふ会、どうするねん京都!といった市民グループの皆様から、私に対し出馬要請を頂きました。また同時に、連日に渡り多くの市民の皆様方から私宛に電話、メール、ファックス、お便りと様々な形で同様の出馬を求めるお気持ちも沢山頂戴しました。身に余る光栄であり、誠にありがたいことであります。
それは同時に、私自身が肌で感じていた、このたびの選挙に対する市民の率直な声、思いであることを改めて痛感致しました。市民不在の閉塞感ある京都の政治に対する市民の皆様のその声を代弁する市民の代弁者として、また、京都を憂う一議員として、その思いを一身に受け、決死の覚悟で、立候補することを決意した次第であります。
本市長選挙に対する市民の声は、圧倒的に「不祥事続きの市役所内部からの候補」でなく、「市役所外部の改革を断行できる候補」でありました。然しながら、与党各党を中心に出した結果は「市役所内部からの候補」でありました。
同時に、本選挙に市民が望んだ事は、3極を基本とする政策論争の出来る、実質的に選択肢のある選挙でした。然しながら、この民意も果たされる事はございませんでした。
市民の声を反映させねばならない選挙と言う最も重要な舞台で取られた今回の候補者選定は、将に民意なき選挙を市民に押しつけているに他なりません。民意なき選挙は選挙にあらず。民意なき選挙は、正義なき選挙であります。
「あかんもんはあかん」
政治は市民が作るものです。京都市民にとって望まれない、正義なき選挙を放置してはなりません。一度は、今回の選挙に対する市民の失望も、今の市政に対する憤りも、「仕方がないじゃないか」の一言でかき消されように見えました。しかし、皆さんの中に正義は生きていました。「政治をあきらめない」というともし火は脈々と生きていました。私は、どんな組織よりもどんな権力者よりも、市民が強いことを知っています。市民の力が社会を動かせることを知っています。市民不在の市長選挙を、市民の手で市民による市民の為の選挙を取り戻そうではありませんか。仕方がないと諦める前に、声を挙げようではありませんか。
この国が民主主義であることを、政治に市民の声が届くことを日本中に発信しようではありませんか。私は、その為にここにいます。民意を背に受け、一身を賭して、この選挙を京都市民の手に取り戻し、市民の求める明日の京都市を標榜し、その為に邁進する決意であります。
さて、一方で現在の京都市について申し上げます。
今、京都市長に求められている事は従来の「世界の京都としての顔」ではありません。今、京都市に求められている事はかつての「安定の上にたった発展」ではありません。世界の京都である前に、市民の為の京都でなくてなりません。
閉塞感に包まれた京都にとって、長年に渡り蓄積された借金をはじめとする様々なツケ、膿を清算することが、持続可能な発展を可能にする為に今、必要な最も重要な課題であります。そうした課題を断行し、「京都市民の為の京都」という大命題が果たされて始めて、世界の京都であり、安定の上にたった発展が可能なのであります。
溜まりに溜まった負の遺産を清算し、風通しの悪い、疲弊しきった市役所という組織の解体と新たな創造は、市役所内部からの候補者に出来る所業ではありません。役人の果たしうる課題でもありません。これこそが、命をかけた政治家にしかできぬ仕事であります。
私は、5年の議員活動を通じ、遮二無二、明日の為の、市民の為の京都の実現に現場から問題を捉えて参りました。無所属と言う不偏不党、是々非々での議会活動を通じ、誰よりも多くのタブーに果敢に取り組んで参りました。いかに返り血を浴びようとも、矢が降ってこようとも、京都の為に命を賭して闘って参りたいという覚悟であり、この一点について言えば、しがらみなき私にしかできぬ、私がやらねばならない最大の課題だと考えております。
私は、若輩の身です。必ずしも世界の京都の顔に相応しい人物であるかどうかも不明です。ただ、今必要な事は、世界の京都である前に、市民の為の京都を取り戻すことであります。改革をこれ以上遅らせるわけには参りません。今すぐ実行せねばなりません。それこそが今回、私が起つ意義だと自負しております。
市民の信頼を回復し、行政本来の機能を取り戻し、明日のために、将来のために今為さねばならない必要最低限の政策を選択と集中の峻別の上に、政策による誘導が可能なレベルまで引き上げた思い切った政策実行が急務であります。
その過程において、市民の本当の底力を見直し、そこに眠ったままの多くの京都市民の叡智とその人材を、経済、福祉、文化、教育、ありとあらゆる分野においてフルに活用し、市民の皆様が活躍できる京都市を創造して参りたいと考えております。
今こそ、堂々と声を挙げましょう。あかんもんはあかんと。
最後になりましたが、今回、多くの与党会派の同僚・先輩議員から随分とここに至る選定の過程において異論もあったと聞いております。それは、ひとえに民意なき選挙という選択を市民にさせてはならないという正義の声だったと理解しております。そういった声が各党、各会派の中に多くあったことは、京都市に残された希望であり市民の声を代弁する先輩同僚諸氏の良識だと理解しております。
民意なき選挙を、正義なき選挙を、力で抑えてはなりません。市民の皆様の良識こそが京都の誇りであり、その誇りこそが明日を創造します。誇り高き京都市民の皆様のご理解、ご賛同を賜り、ご支援ご協力を賜ります様、伏してお願い申し上げ、出馬要請に対する私の表明とさせて頂きます。