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(回答先: テスト 投稿者 金十字架 日時 2007 年 3 月 03 日 23:51:32)
嗅覚は嗅覚であって嗅覚でない
嗅覚は嗅覚
聴覚は聴覚
触覚は触覚
直感は直感
違和感は違和感
経て果て尽きる迄
流動した意識の無意識に我は棲み
己を消失してもけしてその本流は消えさることは無い
文字は文字であるが故に
具象は具象にとどまり
文字は文字にとどまらぬが故に
具象は具象にとどまらぬ
石は石であり
石は石でないが故に
存在の全てに『我』はあり
意識の本流に於て
人の善し悪し
舌に尽くせるものにあらず
疲れ動いて感じるままに
朝に囚われ夜を跨ぎ
夢の現に叱責されて
寝ては泣き
覚めては泣いて居た事も忘れ
寝て覚めて
見つけた光もただの光と消え失せ
『何が嫌で何が好き』
何一つ棄てることもせず
何を目指して何に溺れたか
何を望んで何を奪われたか
気付きの虹をも解体し
彩られた感性の赴くままに廃れていく道すがら
『目』という目は果たして何でありうるのか
愛とは何処にして方便となり得たのか
などと
有象無象を相手に
何を学び尽くそうというのか
大慈大悲の本願は
水張る田の安瀬に
日に光る白鷺舞い降りるが如くにして
我ある限り見納めは来ぬものと覚える
嘘吹く影に観るも
尚も嘘ぶかぬは心
雨風雪風に堪えて尚
猛々しく
棄てた想いも祈りへ換えて
秘めて届かぬに届け
夢見ぬ夜明けは如何と問えば
暮立つ景色には光を換えて
言葉去り
囲い取れ
想い募り
祈り増し
血沸き
際限なく
生きて無音にとどまらぬ
瞬く間にも
激しさは増すばかり