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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801161259
【Technobahn 2008/1/16 12:59】米食品医薬品局(FDA)は15日、クローン牛やクローン豚などクローン技術によって製作された動物の肉や乳を食しても健康上の問題は発生しないとするクローン動物安全宣言を出し、クローン動物の食用を許可した。
1997年にイギリスで最初のクローン羊「ドーリー」が誕生してから約10年で、クローン技術は食用肉生産に利用されるまでに発展したこととなる。
FDAは600固体に及ぶクローン牛やクローン豚を使って、6年間に渡る実験の結果として「実験の結果、クローン牛であっても通常の肉牛と安全性には変わるところはない」とする結論が得られたと述べている。
FDAが米国内の一般消費者を対象にして行った世論調査では、全体の3分の1の消費者がクローン動物を食することには抵抗があると回答。また、米農務省も実際にクローン牛を流通ルートに乗せるには経過期間が必要だとした上で、クローン牛の流通には消極的な姿勢を示すなど、今のところ、クローン牛が直ぐに市場に広がるといった可能性は少なそうだ。
また、クローン牛の生産コストは1匹あたり1万〜2万ドルもし、通常の牛の生産コストの10倍以上もすることから、コスト面でもクローン牛が市場に乗るという可能性は今のところ少ない。
ただし、クローン技術を使えば食肉牛コンテストで優勝した牛の大量生産を行うことも可能で、今後、消費ルートに乗せて生産量が拡大すれば、コスト上の問題も直ぐに解決されるといった見方も強く、クローン牛が米国内の食卓に上がるのもそう長い時間はかかることはなさそうだ。