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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200801040013.html
リビアが議長国に、経済制裁論議に複雑な心境と 新安保理
国連本部――国連安全保障理事会は3日、新非常任理事国5カ国を加えて今年初めての会合を開催、リビアが30年以上ぶりの議長国に就任した。
リビアは1976年─77年にかけ非常任理事国を務めたが、反欧米路線にその後傾斜、テロ支援活動なども批判された。88年に起きた米パンナム機爆破への関与を受け、92年─2003年には安保理の経済制裁下に置かれた。
リビアのエタルヒ国連大使は3日の会合後に会見し、かつて国連の経済制裁を受けた過去を踏まえ、議長国として「他国への経済制裁実施の問題を討議するのに極めて複雑な立場にいる」との気持ちを示した。安保理はウラン濃縮活動を続けるイランへの新たな経済制裁を検討している。
リビアは03年に大量破壊兵器開発の放棄を宣言、米国も06年に「テロ支援国家」指定を解除し、両国関係は改善している。今回の非常任理事国入りは、国際社会との全面的な関係改善の証しと受け止められている。
安保理の議長は1カ月間の輪番制となっている。