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プーチン大統領批判のロシア政商、横領罪で禁固６年に（ＣＮＮ）
2007.11.30 Web posted at: 16:20 JST - CNN/AP
モスクワ――モスクワの裁判所は２９日、ロンドンに亡命中でプーチン大統領批判派の政商ボリス・ベレゾフスキー氏（６１）に対し国営アエロフロート・ロシア航空から数百万ドルを横領した罪で有罪判決を言い渡した。ロシアのメディアによると、不在裁判で禁固６年の刑も下された。詐欺による横領としている。
裁判所によると、同氏は１９９０年代、約９００万米ドル（約９億９千万円）相当のルーブルを横領した。ただ、資金洗浄の罪は退けた。ＡＰ通信によると、同氏はロンドンで、判決に触れ、本来の意味での裁判ではなく茶番であるとし、政治的な意図が隠れていると非難した。
ロシア当局は今回の判決を受け、英政府に対しベレゾフスキー氏の身柄送還を求める見通し。氏は２０００年、英国に逃亡、０３年に亡命が認められている。英政府はロシアの身柄送還の要求をこれまで拒否している。
同氏は、エリツィン前大統領と親しく、旧ソ連崩壊後の経済的混乱の中で頭角を現し、財を成した。しかし、プーチン大統領の誕生後、指導部との関係が疎遠になった。ロンドンで反プーチンの言論活動などを続け、昨年末にロンドンで起きた連邦保安局元将校の毒殺疑惑事件ではロシア指導部の関与を主張していた。元将校はベレゾフスキー氏と近かったとされる。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200711300016.html
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