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http://mainichi.jp/select/world/news/20071122k0000m030135000c.html から転載。
フランス:シラク前大統領の容疑認定 公金不正支出事件で
【パリ福井聡】フランスのシラク前大統領(74)の、パリ市長時代の公金不正支出事件で、捜査を担当する予審判事は21日、シラク氏を事件の容疑者と認定した。シラク氏の弁護士が公表した。仏大統領経験者が訴追対象になるのはシラク氏が初めて。
シラク氏は、パリ市長時代(77〜95年)に党首だった政党「共和国連合」の幹部党員らに、市から給与が支払われていた不正支出容疑を巡って7月、予審判事から参考人として事情聴取を受けた。
今回の容疑者認定は、シラク氏が不正支出に関与したことを示唆する強い証拠が出てきたためとみられる。
シラク氏はルモンド紙に反論を寄稿し「政党助成制度が整備される以前は政党財政が厳しく、市財政からの支払いはしばしば起きていた」と主張し、容疑を否定していた。
当時の市助役でシラク氏の側近だったジュペ元首相は同じ事件で執行猶予付き有罪判決を受けたが、シラク氏は大統領の不訴追特権により追及を免れてきた。シラク氏は今年5月に大統領を辞任し、特権を失っている。
シラク氏を巡っては、他にもパリ市印刷局を巡る不正支出など数件の容疑が浮かんでおり、週刊誌のルポワン誌によると、次女のクロード・シラク元大統領広報顧問(44)も捜査対象となっている。
毎日新聞 2007年11月21日 23時12分 (最終更新時間 11月22日 0時36分)