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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200711121838&page=2
【Technobahn 2007/11/12 18:38】米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(United Launch Alliance)社は米東部標準時で10日の午後8時50分、フロリダ州にあるケープ・カナベラル空軍基地からDSP-23 「軍事支援衛星(Defense Support Program Satellite)」を搭載したデルタW型ヘビー・ロケットの打ち上げに成功したことを発表した。
デルタW型ヘビー・ロケットはボーイング社が開発を行った低軌道に23トン、静止軌道に4.3トン−12.9トンのペイロードを投入可能な超大型ロケット(米国が保有するロケットのなかでは最大)。通常型のデルタW型ロケットの第一段ブースター部分を3つ束にすることで推力の向上を目指したものとなる。
デルタW型ヘビー・ロケットは、2004年に最初の打ち上げ実験が行われたが、最初の打ち上げ実験は燃料系のトラブルから搭載していた衛星を当初見込んでいた軌道に投入することには失敗。
今回の打ち上げも当初は4月1日に予定されていたが、打ち上げを控えて液体酸素燃料を補給中に液体酸素が流出して、ロケット打ち上げ台の構造部分を破壊するという事故を起こしたため、打ち上げは半年以上も延期されたといういわく付きのロケットともなる。
10日に行われた打ち上げでは、打ち上げから6時間20分後に衛星が正常に軌道に投入され、打ち上げの全プロセスが成功したことが確認されている。
ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社はボーイング社とロッキード・マーチン社の政府需要打ち上げ部門が合併して設立したロケット企業。