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憲法改正めぐり緊張高まる 衝突多発のベネズエラ(MSN産経)
2007.11.10 16:38
大統領の再選制限規定の撤廃など、ベネズエラの反米左翼チャベス大統領が目指す憲法改正の是非を問う国民投票が12月2日に実施されるのを前に、反政府派の学生らの抗議デモが激化。混乱の中で発砲事件が相次ぐなど緊張が高まっている。
ベネズエラからの報道によると、首都カラカスでは7日、覆面をした男たちがデモの直後に参加者らに向け短銃を発砲し計8人が負傷。9日には西部メリダで学生らのデモの最中に発砲があり、警官4人と学生1人が負傷した。
反政府派は「チャベス氏の支持者が対立をあおっている」と口をそろえるが、チャベス氏は「暴力を振るっているのは米政府と結託した勢力。決して許さない」と述べ、非難の応酬が続いている。
憲法改正は「21世紀の社会主義」を掲げるチャベス氏の主張に沿い、大統領権限を強化する内容。大統領が非常事態を宣言すれば、治安当局は裁判所の令状なしに市民を拘束できると明記しており、野党のほか人権擁護団体も批判している。
労働時間の上限を現在の1日8時間から6時間に短縮するなど大衆受けする内容も含まれ、国民投票では多数派である貧困層の支持を得て承認されるとの見方が優勢だ。
ただ、反政府派の民放テレビを閉鎖に追い込むなどチャベス氏が強権姿勢を強めているため、抗議行動に参加する学生ら若者が増加。チャベス氏が軍人時代から側近だったバドゥエル元将軍が最近、「強引な改憲は憲法違反だ」として政府批判に転じるなど、反政府派も勢いを増している。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071110/amr0711101638003-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071110/amr0711101638003-n2.htm