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http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=397
アムネスティ・インターナショナルは、本日、すべての国に死刑執行の停止を求める決議案が75カ国の共同提案により国連総会に提出されたことを歓迎し、この決議案の趣旨を損なうような修正が行なわれないよう、加盟各国に求めた。
ニューヨークのアムネスティ国連代表イボンヌ・テルリンゲンは次のように語った。「世界のすべての地域からこれほど多くの国ぐにが、全世界的な死刑執行停止を求める決議案の共同提案国となったことを、アムネスティは大変心強く思っています。このことは、死刑という残虐で非人間的な刑罰を廃止することに多くの地域の人びとが賛成していることをはっきり示しています。アムネスティは国連の全加盟国に対し、この決議案を支持するよう求めます。さらに、この重要な決議案の目的を変質させるような修正を拒否するよう各国に求めます」。
国連に加盟している192カ国のうち、130カ国以上がすでに法律上あるいは事実上死刑を廃止している。2006年に死刑を執行した国はわずか25カ国だった。
1990年以降に死刑を全面廃止した国は50カ国を超える。
アジアでは、25カ国が法律上あるいは事実上死刑を廃止している。アフリカ53カ国のうち、2006年に死刑を執行した国は6カ国だけだった。死刑廃止が世界のすう勢であることは国連事務総長も国連人権高等弁務官も認めており、両者ともに今回の決議案を支持している。
「さらに多くの国ぐにがこの決議案の共同提案国になることを期待しています」とテルリンゲン代表は述べた。
国連総会は以前にも(1971年、1977年)、死刑に関する2つの決議を採択している。これらの決議の中で国連総会は、すべての国で死刑が廃止されることが望ましいと述べている。
「死刑の執行停止を求める決議案は、死刑のない世界という国連の展望を現実のものにするための重要な一歩となるでしょう」とテルリンゲン代表は述べた。
*全世界的な死刑の執行停止決議案に関するよくある質問については、以下を参照ください。
http://web.amnesty.org/library/index/engior400232007 (英文)
AI Index:IOR40/024/2007
2007年11月6日