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(回答先: <強制では抵抗精神は養えない>サルコジ大統領の最初のつまずき:ギイ・モケの手紙(レイバーネット) 投稿者 gataro 日時 2007 年 10 月 25 日 12:17:11)
http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10052495240.html の末尾から抜粋。
ギイ・モケの最期
若い頃ルイ・アラゴンの「愛と死の肖像」(青木文庫)で、ギイ・モケのことを知った。アラゴンは母親に感動的な手紙を残して逝った若者の最期についてこう書き記している。
呼び出し(青木文庫35nから抜粋)
「第10号バラックの扉が開かれると、トンガ中尉が、ひきつったような微笑をうかべ、ためらわずに、ただ1つの名前だけを呼んだ、『ギイ・モケー。』その名は私たち1人ひとりに落ちてくる断頭台の刃、私たちの心臓の1つひとつを貫く弾丸だ。彼はただひとこと答える、『はい!』そして何の躊躇もなく、まっすぐに、いつもより大きく見える私たちのギイは、確かな早い足どりで進み出る。17歳の、生命に満ち、無邪気そのもののギイ! 愛の最初の夢に眼を開いたばかりの年頃だのに、私たちのギイは、おとなにしても恥ずかしくない自若さで、出かけていった」
失神したまま銃殺されたギイ・モケー(青木文庫41nから抜粋)
憲兵の1人から処刑の詳細が伝えられた。27人の犠牲者が示した勇気は、消すことのできない印象を植えつけたのであった。
出発の際気が沈んでいたギイ・モケーは、ほかの同志と同じように元気を回復していたが、採石場で失神し、失神したまま銃殺された。
ルイ・アラゴンの「愛と死の肖像」には、処刑される夫に別れを告げに来た夫人が、少年ギイ・モケーを見て、思わず身代わりを申し出たという挿話も描かれている。それほどこのギイ・モケーの純真な姿は夫人の心をうったのだ。ああ!