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機長が地上への異常接近警報を無視、ガルーダ機の着陸失敗
http://cnn.co.jp/world/CNN200710230024.html
2007.10.23
Web posted at: 18:27 JST
- CNN/AP
ジャカルタ――インドネシア・ジャワ島中部のジョクジャカルタ空港で今年3月、インドネシア国営ガルーダ航空機が着陸に失敗し、21人が死亡した事故で、同国運輸省の運輸安全委員会は22日、報告書を発表し、機長の操縦ミスが原因と断定した。
これによると、機長は地上への異常接近を知らせる警報装置や管制塔の警告を無視、着陸を強行したという。また、副機長の警告にも耳を貸さなかったとしている。
異常接近の警告音は計15回、鳴り響いたが機長は着陸強行を言い張ったという。
今回の報告書を受け、同委はガルーダに対し安全航行を確保する改善策を通知する。ただ、事故時の副機長が異常接近の警報を機長が無視した際、自ら機体制御に責任を持たなかったことを注視、ガルーダのパイロット教育に欠陥があると指摘した。
事故機は高速で滑走路に突っ込み、オーバーランして土手、道路を越えて停止、炎上していた。乗客133人のうち20人が重傷を負っていた。乗務員1人が死亡したが正副機長は生存していた。