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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200710231029&page=2
【Technobahn 2007/10/23 10:29】NASAが商用旅客機などのパイロット、合計2万4000名を対象としたアンケート調査の結果を行った結果、多くのパイロットがニアミスなどを体験するなど、「空の旅」は安全ではないという結果が判明。調査結果を公表した場合には米航空旅客輸送の信頼性にも傷を付けると判断したNASAの上層部の判断により、調査結果が闇に葬られていたことが 22日までにAP通信の報道などにより明らかとなった。
NASAが行った調査は2005年から850万ドルの費用を投じた空の安全プロジェクトの一環として実施されたもので、パイロットへの電話インタビューなどを通して4年間をかけて空の安全性の実態などを解明していこうとする予定だった。
しかし、パイロットへの電話インタビューを実施したところ、非常に多くのパイロットからニアミスを体験したことがあるといった回等を得た。統計上、これらの数値は余りにも多い数だったため、このままこの調査結果を集計して公表した場合は、米国の航空旅客輸送の信頼性をも揺るがしかねない事態に及ぶ、ということを心配したNASAの上層部の判断により、調査開始から1年余りで調査が中止となってしまった模様だ。
NASAが空の安全性に対する重要な調査結果を隠蔽したと報じられた件に関連して、米議会では「空の旅の安全に問題があるのであれば、事実は伝えられるべき」とした上で「事実を隠蔽するのは馬鹿げている」といった声も持ち上がってきている。
この問題を最初に報道を行ったAP通信社では公表が見送られた調査結果の全貌を米情報公開法(U.S. Freedom of Information Act)に基づいて情報公開の請求を行うとしている。また、上院科学技術委員会委員長のBrad Miller議員はNASAのMichael Griffin長官に調査結果を公開することを求める書簡を送るなど、この問題は議会関係者を巻き込んで政治の舞台で問題化する兆しもでてきている。
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