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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10137873663.html から転載。 2008-09-11 06:35:28 「知りたくないの」という歌をご存じだろうか?元々は1953年に発表されたカントリーワルツで、翌年、エディ・アーノルドの歌で大ヒットし、以後、エルヴィス・プレスリー 、ペリー・コモほか、多くの歌手が歌っている。英語の歌詞は歌手ごとにいろんなヴァリエーションがある。1965年『知りたくないの』というタイトルで日本語版が発売された。日本語歌詞はなかにし礼、歌ったのは菅原洋一で、ともに新進気鋭で売り出し中だった(「二木紘三のうた物語」から要約抜粋)。 【参考サイト】 「知りたくないの」(二木紘三のうた物語) その菅原洋一が「しんぶん赤旗」のインタビューに答えて、平和への思い、憲法9条への思い、そして歌にかける思いを次のように語っている。 ============================================= 以下は1頁、9頁ともに「しんぶん赤旗記事情報・G-Seach」から検索、貼り付け。 「心の糧」音楽大切な9条/歌手生活50周年菅原洋一さん 「知りたくないの」の大ヒットで知られる歌手の菅原洋一さんは、今年、歌手生活50周年を迎えました。近く、記念リサイタルを開く菅原さんに、平和、歌への思いを語ってもらいました。 (聞き手 中村尚代) 今年は、歌手生活五十周年。ようやく自分の歌がうたえるようになったと思っています。歌をやめようと思ったことは一度もありませんね。売れない下積み時代は大変だったけど、夢と希望と勇気があったので、つらくはなかった。歌が好きなんです。 終戦は六年生のとき。直前に加古川駅(兵庫県)で米軍の機銃掃射がありました。そのとき、僕は駅のすぐ近くの川で泳いでいて、急いで橋にしがみつきました。爆弾もたくさん落ちた。ある日、川で泳いでいると、近所のおじさんがラジオを持ってきて、「ここにきて座れ」といい、終戦の玉音放送をきかされました。何をいっているのかよくわからなかったけど、おじさんは泣いていました。僕は、「戦争が終わってよかった」と思いました。これで空襲もなくなるし、ひもじい思いをしなくてすむとね。 音楽・九条の会の呼びかけ人をしています。憲法九条は大切です。音楽家は平和主義者が多い。よく「心の糧」というでしょ。ごはんももちろん糧になりますが、音楽でどれだけ、励まされ、慰められてきたか。音楽は「心の糧」になるんです。 僕の実家は、加古川で商売をしていました。両親も忙しくて、そばで遊んでいても「どいて、どいて!」といわれてしまう。しょうがないですがね。ところが、歌をうたうとまわりのおとなたちが、「うまい、うまい」と褒めてくれて。四歳のとき、流行歌の「ああ それなのに」を歌っていたそうです。僕は、病弱で、長く生きられないといわれたこともあり、目立たない子でしたから、いま考えれば、「認められたんだ」ということが本当にうれしかったんだと思います。(9面につづく) すがわら・よういち 1933年生まれ。58年、タンゴバンド「早川真平とオルケスタ・ティピカ東京」に参加し、歌手デビュー。「知りたくないの」が大ヒットし、「誰もいない」で日本レコード大賞・歌唱賞、「今日でお別れ」で同・大賞を受賞。2005年からニュークラシカルコンサートのCDシリーズを発売。 --------------------------------- 歌手生活50周年菅原洋一さんに聞く/人の喜びはわが喜び/音楽の素晴らしい空気を共有/1面のつづき 最近はね、「歌わされているな」と感じるんです。単なる受け身ではなく、舞台のそでで、お客さんの雰囲気や演奏家のみなさんの気持ちを感じて、「今日は、どんなふうに歌わされるかな」と思うんです。楽しいですよ。演奏の方には、客席を気にせず、ステージ上でいい演奏をしましょうといいます。お客さんにおもねらない、これも大切なことですから。 その上で、音楽が作り出す素晴らしい空気を共有し、お客さん同士が仲良くなってくれる。歌うことで人の人生にかかわれるなんて、うれしいじゃないですか。 呼吸のように自然体で歌う もう一つは、歌が呼吸のよう、つまり、自然体で歌えるようになったということです。若いころは、いくらでも声が出るでしょ。だから自分の声を聴かせようとするの。自意識過剰だったな。 人間は年をとると、だんだん筋肉が固まってきますでしょう。のども例外じゃない。どうやって声を響かせようかと考えます。無理な出し方はしないこと。今でも、リハーサルを録音し、どうすればいいか自問自答するときがあります。歌に「これでいい」というのはないですからね。 僕はね、実はオリジナル曲が少ない。ヒットした「知りたくないの」(なかにし礼・訳詞)もアメリカのカントリーが原曲です。ライブでお客さんが聴きたいとリクエストしてくださって、発売から二年たった一九六七年にだんだん知られるようになりました。そうしたらもっと喜んでもらえる歌を探したくなるんです。考えることはただひとつ、どうすれば、この歌を、自分の歌を喜んでもらえるか。キザかもしれないけど、「人の喜びはわが喜び」。いい人生だなと思っています。 息子と歌ったシリーズ3作 今、ニュークラシカルコンサートのシリーズでコンサートを開き、CDを制作しています。歌声そのものを楽しんでもらいたいので、伴奏もピアノだけがほとんど。音響も最小限にしています。僕のライフワークですね。 このシリーズで日本の歌、次に世界の歌を録音しました。すると日本語の特徴がわかってくる。日本語はやわらかく、声の出し方が違います。僕は、世界一、響きがやさしい言葉だと感じています。短いことばに深い意味がこめられています。シリーズの三作目は息子と歌いました。 十月に五十周年記念のコンサートを開きます。神津善行さん(作曲家)、中村メイコさん(女優)ら友人が集まってくれます。歌を通して、歌手生活五十年の歴史を振り返ろうと思っています。 菅原洋一歌手生活50周年記念リサイタル=10月4日午後4時、東京・Bunkamuraオーチャードホール。チケット03(3204)9933東京労音。50周年記念CD「独唱」と、歌手としての原点であるタンゴの名曲を歌ったCD「タンゴ コラソン〜バラードのように」を発売。03(3921)2777菅原企画 しんぶん赤旗
gataro-cloneの投稿
「心の糧」音楽大切な9条/歌手生活50周年菅原洋一さん/人の喜びはわが喜び…【しんぶん赤旗】
テーマ:憲法
http://duarbo.air-nifty.com/mp3/shiritakunai.mp3
2008.09.05 日刊紙 1頁 総合 (全921字)
2008.09.05 日刊紙 9頁 一般 (全1,163字)