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参院代表質問 再議決で首相「憲法で認められた手続き」
1月22日13時34分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080122-00000940-san-pol
国会は22日午前、前日の衆院に続き参院本会議でも福田康夫首相の施政方針など政府4演説に対する各党の代表質問を行った。参院第一党の民主党の輿石東参院議員会長は、3月末に期限が切れる道路特定財源である揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む歳入関連法案(日切れ法案)について「総力を挙げて(成立を)阻止する」と述べて徹底抗戦の構えを示し、与党が同法案を衆院で再議決・成立させた場合には「首相の問責決議案提出も辞さない覚悟だ」と迫った。
首相は衆院での再議決について「めったにあることではないと考えるが、丁寧な話し合いを真剣に行った後に1つの結論を出す方法として憲法で認められた決定手続きだ」と述べ、再議決も含め日切れ法案の年度内成立を目指す考えを改めて示した。
また、民主党が暫定税率廃止の代替措置として主張する国の直轄事業の地方負担金廃止について「直轄事業負担金を廃止しても引き続き国の負担で事業を行えば、国・地方全体としての道路財源は半減することに変わりなく、暫定税率廃止に伴う財源問題の解決策とはならない」と反論。ねじれ国会に臨む政治姿勢については「与野党の対立で国民生活に悪い影響を与えることは絶対に避けなければならない。野党の意見も積極的に取り入れながら責任ある政治を遂行する」と述べた。
参院で野党が過半数を占める状況を背景に、輿石氏は「与党は与野党間協議のルールづくりを提案するが、与党案を押し通そうとする考えから出る姑息(こそく)な発想で、本末転倒だ」と批判。首相の政治姿勢についても「いったい何をやりたいのか、さっぱり分からない」と切り捨て、年金記録紛失問題や防衛省の不祥事の責任追及などで強気の質問を連発した。
続いて自民党の尾辻秀久参院議員会長が質問に立ち、「年金担当相」の設置を要請。首相は「(年金は)介護、医療などと切り離さず一体的な政策判断をすることが基本だ」と否定した。午後は衆院で公明党の太田昭宏代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の重野安正幹事長が質問する。
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最終更新:1月22日13時34分