★阿修羅♪ > 憲法2 > 166.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: <憲法9条守らない宣言>「徴兵制あってしかるべき」 東国原知事が持論展開【朝日新聞】(どこへ行く、日本。) 投稿者 gataro 日時 2007 年 11 月 29 日 11:44:14)
gataroさんへ、私もこの徴兵制の発言には強い苛立ちを覚えますが、国家の「自衛権」
その物については、国家主権の関係上、平和憲法である9条でも認められていると、
解釈しております。↓憲法9条
------------------------------------------------------------------------------
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
------------------------------------------------------------------------------
「前項の目的を達するため」陸海軍その他の戦力は保持しない。つまり、国際紛争を
武力によっては解決しない。これが平和憲法の趣旨であって、この一文は、1946年幣原内閣が、総司令部と折衝を重ねた結果つけ加えたのだそうです。
私は勿論の事、戦争には断固反対の立場です。人殺しも、そして人殺しの間接援助も決してするべきではない。そう思っています。しかし、人類の歴史を鑑みるに、過去にもそして、現在に於いても、戦争が絶えること等なかった事。この点は戦争反対、そして平和憲法を墨守する立場にあるのなら、十分すぎる程に認識すべきだと思います。
戦争を忌避し、只平和を祈るだけでは平和を維持する事は出来ないと思います。寧ろ、平和を維持するには、戦争を必然的に生み出してしまう、そのプロセスや構造に対する徹底した認識とその構造を解消する為の具体的な努力。そしてそれでも尚、紛争が生じてしまった場合に、それを解決する為の無言の威嚇を含めた外交努力のみでしょう。
この事を護憲派の人達が徹底して認識しない限り「改憲派」若しくは解釈改憲によって憲法を空文化しようとする政治家や、その世論に乗せられた人々に「化石のような奴」と嘲笑されるだけではなかろうかと思います。
拙文、失礼しました。